NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/14


龍飛崎 Tappi-misaki 

Jp

 龍飛崎(たっぴみさき)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町にある津軽半島最北端の岬である。
 岬は海抜100m前後の台地状にあり、山並みがいきなり海に落ちる突端が龍飛崎で、高台には日本の灯台50選のひとつにも選ばれている、白亜の龍飛埼灯台が建っている。
 名前はアイヌ語で刀を意味するタムパから来ているとされるが、龍が飛ぶがごとく、強い風が吹くことから龍飛崎と呼ばれるようになったとも言われている。
 岬には津軽海峡冬景色歌謡碑と、碑の丘や太宰治文学碑、吉田松陰碑など、多くの文人・偉人碑が存在している。また、龍飛バス停と龍飛崎灯台を結ぶ階段は、日本唯一の国道階段として知られている。
 岬一帯には、風力発電の風車が回る龍飛ウインドパークと展示館、青函トンネル記念館、龍飛崎シーサイドパークなども存在する。
 龍飛崎は、壮麗で迫力ある、日本を代表する岬である。
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2007/6/29


琉球玩具 Ryuukyuugangu Ryukyu Toys

Jp En

 琉球玩具は、ユッカヌヒー(旧暦の五月四日)にたつ玩具市にて、縁起物として売られる張り子などがその代表である。
 張り子の技術は17世紀以降に日本から学んだもので、最初は上級士族の子女が対象だったのだが、明治になって普及し、庶民の子供達の手に届くようになった。
沖縄の張り子は、琉球王朝の影響や中国大陸の影響をうけつつ、島独自の文化が混じった独創的な形や豊かな配色のものが多い。
張り子に限らず、アダンの葉でできた風車やソテツの実を使った操り人形、大陸文化の影響を感じさせる蝶型の凧など、琉球玩具には素朴な味わいが感じられる。
 やがて登場したセルロイドやブリキの玩具に子供達の人気は取って代わられたが、今でも琉球玩具は、各々の作品が持つ表情やほのぼのとした温もりが伝わり、多くの人に親しまれている。
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2007/5/25


宗谷丘陵の周氷河地形 Souyakyuryono-shuhyogachikei 

Jp

 宗谷岬の背後に広がる丘陵を「宗谷丘陵の周氷河地形」と呼ぶ。なだらかな緑の稜線が続く、日本離れした雄大な風景だ。平成十六年には北海道遺産に指定されている。
 宗谷丘陵は、一番高い山でも235mしかない。土が凍っては溶け、溶けては凍るという現象を繰り返しているうちに、岩石がボロボロに砕けて斜面をずり落ち、なだらかな丘と丸い谷ができあがったと考えられている。1~2万年前の地球最後の氷河期、「ウルム氷期」の名残を残すとされ、悠久の時が刻んだ自然の不思議さにはただ驚かされるばかりである。
 現在は最大約5万キロワットの発電量を持つ大型風車群57基が設置されている。緑の絨毯が続く丘陵に無数の風車がゆっくりと回る様は圧巻である。
 丘陵の周辺には番号が書かれた看板が立てられ、番号をたどると四季折々の様々な表情に出会えるという。
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