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2008/6/2


友ヶ島 Tomogashima 

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 瀬戸内海国立公園に指定されている友ヶ島(ともがしま)は、紀州と淡路島の間を流れる紀淡海峡(きたんかいきょう)に浮かぶ、無人島群である。
 地ノ島、神島、沖ノ島、虎島の四つの島を総称して友ヶ島と呼ぶ。神島は沖ノ島に属するかなり小さい島で、また修験道の行場がある虎島は、現在では沖ノ島と陸続きになっているため、沖ノ島が友ヶ島の中心となっている。
 戦時中、要塞として軍事的に重要な場所とされていた友の島は、第二次世界大戦が終わるまで、一般人の立ち入りが禁じられていたという。
 砲台跡、海軍聴音所、弾薬庫、軍馬舎、将校官舎など、大戦中の施設が今も多く残されていて、当時の面影が偲ばれる。レンガ造りの施設が多く、外観はまるでヨーロッパの古城のような施設もあるという。
 島には大蛇伝説が伝わる深蛇池(じんじゃいけ)があり、池の湿地帯植物の群生は大変美しく、県の天然記念物として指定されている。野生動物も多く見られ、貴重な自然が今も残されている。
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2008/5/9


鳥海マリモ Choukai-marimo 

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 鳥海マリモ(ちょうかいまりも)は、秋田県にかほ市の獅子ケ鼻湿原(ししがはなしつげん)にて、四月~一一月に見られる植物である。
 獅子ケ鼻湿原は、標高500~550mの鳥海山北側斜面に広がる26ヘクタールの湿原で、出壺と呼ばれる4ケ所の豊富な湧き水に恵まれ、その湧き水の周辺や川底の至る所に多種多量のコケ類が密生している。
 湿原植物が自生する群落は、県の天然記念物に指定されている。
 鳥海マリモは、阿寒湖の球形のマリモとは異なり、クッション状に密生していて、ハンデルソロイゴケ・ヒラウロコゴケ等の混成体が水中で球状に発達したものを言い、その中には1mを越すものも確認されている。
 鳥海マリモは、日本ではここと八ヶ岳の2ヵ所、世界的にみても地中海沿岸にのみ確認されている、貴重な植物である。
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2008/3/12


焼山寺 Shousan-ji 

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 四国霊場第12番である焼山寺(しょうさんじ)。開基は修験道の開祖役小角(えんのおづの)といわれ、焼山寺山を道場として拓き、蔵王権現を祀ったことに始まるとされる。
 またこの寺は深い山中にあるため、四国八十八箇所霊場の中でも随一の難所として知られている。
 山号の由来は、のちに弘法大師がおとずれた時、焼山寺山の台地に大蛇がおり、火を吐いて山を焼くなど村人を困らせていることを聞き、水輪の印を結んで退治したことから、とされている。
 仁王門をくぐると、県の天然記念物に指定された見事な老杉が参道両脇に並び、境内には本堂、右手に大師堂、弁天堂、鐘楼、そして大師伝説の残る岩屋がある。
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2007/10/5


日振島沖の島 Hiburi-jima-oki-no-shima 

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 日振島(ひぶりじま)は愛媛県宇和島の西の海上に浮かぶ小島である。日振島の入り江は非常に美しく、磯釣りのメッカとしても人気が高い。近年、開発が盛んに行われ、そのため隣接する沖の島も同時に脚光を浴びるようになった。
 沖の島はその日振島の北端から、約600メートル程に存在する無人島で、入り江に蓄積された砂州の結合によってできた島であり、標高70メートルの小高い山になっている。
 島には県指定天然記念物であるハマユウが群生し、夏には5000株もの花が島を覆い、幻想的なその風景は見ごたえがある。
 かつてこのハマユウは害虫によって壊滅的な打撃を受けたが、地元の中学生らによる熱心な世話により回復、現在の美しい光景を取り戻しこととなった。
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2007/10/4


堂ヶ島 Dou-ga-shima Dogashima

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 堂ヶ島(どうがしま)は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科の駿河湾にある景勝地であり、その美しさから「伊豆の松島」と呼ばれている。
 最大の魅力は堂ヶ島桟橋の近くに存在する亀島の洞窟である天窓洞(てんそうどう)で、海蝕によってできた洞窟の天井が陥没して天窓のように見えるところからその名が付いた。国の天然記念物に指定されている。
 堂ヶ島の沖に浮かぶ象島・中の島・高島の3島は三四郎島と総称され、干潮時になると幅30mの瀬石の橋で陸地と結ばれるトンボロ現象で知られている。橋は歩いて渡る事ができ、県の天然記念物に指定されている。
 堂ヶ島の小高い丘には面積9ヘクタールの「らんの里堂ヶ島」があり、屋内のランの展示と屋外の植物が一体となり、季節の移り変わりを感じることのできる植物園となっている。
 堂ヶ島は、自然の恵みをたっぷり堪能出来る名勝である。
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黄金崎 Kogane-zaki Cape Koganezaki

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 黄金崎(こがねざき)は、静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須にある景勝地である。
 駿河湾に面した断崖「黄金崎」は、猫越火山流(ねっこかざんりゅう)が海になだれこんでできたもので、風化によって削り取られた岩肌が特色である。
 夕日を浴びて岬全体が黄金色に輝く西伊豆の名所で、海の展望のすばらしさと落日の美しさで知られ、春から秋にかけてはさまざまな花が咲き乱れる。
 夕日を受けて黄金色に輝くのは、風化した安山岩が黄褐色に変化した全国でも珍しい「プロピライト」のお陰であり、県の天然記念物にも指定されている。
 晴れた日には富士山も見る事ができ、他にも、文学碑、遊歩道、自生植物群などの見所が沢山ある場所となっている。
 黄金崎は、名前の通りの景観を誇る名勝地である。
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黄金崎公園 Koganezaki-kouen Koganezaki Park

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 黄金崎公園(こがねざきこうえん)は、静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須の黄金崎にある公営の美しい公園である。
 黄金崎は、夕日を浴びて岬全体が黄金色に輝く西伊豆の名所で、海の展望のすばらしさと落日の美しさで知られる。
 夕日を受けて黄金色に輝くのは、風化した安山岩が黄褐色に変化したプロピライトのお陰であり、県の天然記念物にも指定されている。
 岬全体が松林を中心とした広大な公園になっており、駿河湾と富士山の眺望もよく、遊歩道に沿って、芝生の広場や展望台などがある。17ヘクタールのコレクションガーデンでは、春から秋にかけて様々な花が楽しめる。
 二月中旬~四月上旬までは一五種類もの桜を見る事ができ、四月の第一日曜には毎年、黄金崎桜まつりが開催されている。
 黄金崎公園は、風光明媚な景勝地である。
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2007/10/1


足助八幡宮 Asuke-hachiman-guu Asuke Hachimangu Shrine

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 足助八幡宮(あすけはちまんぐう)の創建は白鳳三(673)年とされる。明治元(1868)年の神仏分離で神宮寺が取り除かれ、その名残として鐘楼が残されている。
 本殿は室町時代の様式を残す三間社流れ造、檜皮葺(ひわだぶき)の優美な建物で、昭和二五(1950)年に国指定特別重要文化財に指定されている。
 奉納されている扁額「鉄砲的打図板額(てっぽうのまとうちずはんがく)」は 慶長一七(1612)年に、現在の足助町内にあたる三河国岩神村の沢田四郎右衛門尉の作である。鉄砲を描いた扁額は全国でも他に三枚しか現存しない。
 また、推定樹齢五百年の境内のスギは豊田市の天然記念物に指定されている。
 毎年一〇月第二日曜には豪華な山車四台が引かれる足助まつりが、一月には無病息災を祈願して七草粥の炊き出し行事が行われる。
 人々の足を助ける神として、現在では交通安全、病気平癒、安産の神として広く信仰されている。
 
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