NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/1


落石岬湿原 Ochiishi-misaki-shitsugen Ochiishi-misaki Wetland

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 北海道の根室半島の付根に位置し、太平洋に突出する台地状の小さな岬。そこに広がるのが落石岬湿原である。
 岬全体を占める台地状の部分は、その全てが北方湿原として発達しており、道指定の自然環境保全地域にもなっている。
 湿原は、国の特別天然記念物であるサカイツツジの南限自生地としても知られており、六月頃に小さな花を見る事が出来る。
 この他にもミズバショウやハクサンチドリ、ワタスゲなどが自生しており、北海道の大自然を満喫することができる。
 湿原には木道が整備されており、そこを通っていくと、アカエゾマツの湿地林を抜けた先に灯台が見えてくる。
 灯台は日本のほぼ最東端にあたり、はるかな水平線を有する太平洋や台地から海へと落ちるダイナミックな海岸美、どこまでも続くかのような緑の湿原などの大パノラマが楽しめる。
 自然環境保全地域であるため、観光的な構造物などはいっさいなく、自然の景観を心行くまで堪能することができる。
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2008/1/30


政岡まつり Masaoka-matsuri Masaoka Festival

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 歌舞伎の演目、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)は、家を乗っ取ろうと企む一派から、わが子を犠牲にしても幼い主君を守り伊達家を救った乳母・政岡を描いた物語で、伊達藩のお家騒動を基に作られている。
 政岡のモデルは伊達四代藩主・網村を育て上げた白河義実(しらかわよしざね)の室。夫人のお墓がある宮城県の龍雲寺(りゅううんじ)では、毎年四月に白河家の子孫らが出席し、冥福を祈る墓前祭が営まれ、八つ鹿踊りが奉納される。その後一迫真坂地区の商店街で、約500人ほどが参加する政岡まつりが開催される。
 町内を練り歩く甲冑姿の武者や山車、鼓笛隊、八ッ鹿踊りのパレードなど、彼女が生きた世界を再現した、練りの数々を堪能できる、春を彩る祭りだ。
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2007/11/28


法観寺 五重塔(八坂の塔) Houkan-ji Gojuu-no-tou(Yasaka-no-tou) 

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 法観寺(ほうかんじ)は京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院である。
 この寺の五重塔は室町時代の建築物で、高さは約49メートル、東寺や興福寺の五重塔に次ぐ高さだ。
 茶屋や数奇屋の軒が並ぶ風情ある八坂通りを進んでいくと、正面にこの五重塔が現れる。夜はスポットライトで照明され、町並みとともに写真に収める観光客も多い。法観寺の塔というよりも八坂の塔(やさかのとう)としての名称のほうが有名だ。
 作りは純和様、本瓦葺。塔の五層部には欄干を意味する高欄がある。中心の礎石は創建当初のものがそのまま用いられており、初層内部には大日如来を中心とする金剛界五仏が安置されている。
 また二層目までは階段で登ることもでき、高台にある塔の二階から、京の町並みが堪能できる。
 明治三〇(1897)年に国指定重要文化財となっている。
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2007/11/26


大悲願寺 Dai-higan-ji 

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 東京都あきる野市を流れる秋川沿いに佇む古刹。それが大悲願寺(だいひがんじ)である。
 おおよそ千四百年前、全国行脚でこの地に訪れた聖徳太子が草堂を建てたのが起源といわれ、建久二(1191)年に源頼朝の命を受けて、平山季重(すえしげ)が本堂などを建立したとされる。
 境内には、寛政六(1794)年建築といわれる「無畏閣(むいかく)」と呼ばれる観音堂があり、中には国の重要有形文化財に指定されている木造伝阿弥陀三尊像が安置されている。これは年に一度、四月に御開帳が行われている。
 九月中旬から下旬に花をつける白萩も有名で、同寺を訪れた伊達政宗が、その美しさから一株譲ってほしいと、後に書簡で所望した話は有名で、芝居の「千代萩」の元となっているという。
 この時の書簡は今も大事に保管されている。
 立派な山門や本堂、境内に咲く四季折々の花を眺めながら散策をすれば、政宗公が手紙を出してまでほしくなったのも納得の美しさを堪能できるだろう。
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2007/11/5


五色台 Goshiki-dai Goshiki-dai Plateau

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 五色台(ごしきだい)は香川県の高松市と坂出市にまたがる、五つの山々が連なる溶岩台地である。
 五つの山々の土の色はすこしづつ異なっている。そのため、仏教の色の配置と同じように黒峰、青峰、白峰、黄峰、赤峰と名づけられ、この名がつけられている。
 山間にはスカイラインが設けられ、瀬戸内海の雄大な風景や岡山県の山並みなどを満喫することができる。また、春の野鳥やツツジ、秋の紅葉やみかん狩りなど、四季折々の自然を堪能でき、さらに、付近には遊歩道、芝生広場、キャンプ場なども完備され、香川自然科学館や瀬戸内海歴史民族資料館を見学することもできる。
 西側に位置する白峰は「保元の乱」に敗れ、この地に流された崇徳上皇が荼毘(だび)にふされた場所とされ、上皇ゆかりの史跡が今でも多く残されている。
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2007/10/23


聞香炉 Monkouro 

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 聞香炉(もんこうろ)は、香道で用いる、香木を加熱し、香気を発散させる目的で用いる、蓋を持たない器である。
 火気を使用する関係上、材質には不燃性、耐熱性が求められる。そのため、陶磁器や金属、石材などで作られていることが多い。
 香道は、室町時代におきた日本の伝統文化であり、仏教と共に日本に伝えられた香は、平安時代には個人の趣好・知的感覚により薫物が作られ、室町時代・東山文化隆盛の頃に、香木を使用する聞香形式が整え出された。
 通常一対で用いられ、青磁、染付等の少し大きめの蕎麦猪口のようなもので、高さは6~8cm、直径は6~7cm、底には3つの高台が付いている。
 聞香炉は、香道において、自然を感じ、四季を想い起こさせる香りの世界を堪能するための、優雅で高尚な香道具である。
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2007/10/5


薬師谷渓谷 Yakushidani-keikoku 

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 薬師谷渓谷(やくしだにけいこく)は愛媛県宇和島の市街地から7キロぐらいのところに位置する。
 渓谷には谷に沿って900メートルほどのウッドデッキの遊歩道が設けられ、自然に富んだ景観を身近に堪能することができる。
 遊歩道を進んでいくと、岩戸の滝、磨かれた岩盤が続く千畳敷、積年の水の流れによって造りだされた大ひょうたん、小ひょうたん、流れる水滴が刻々と変化する様子が楽しめる雪輪の滝、橋の上から見下ろせる萬代(よろずよ)の滝など、様々な風景を見ることができ、森林浴と一緒に楽しめる。また、付近にはクロマツやアカマツ、ヤマビワ、ミミズバイなどの常緑広葉樹、カギカズラ、テイカカズラなどの蔓生植物も生息している。
 薬師谷渓谷には訪れる者を魅了する、自然が作り出した多くの芸術品がある。
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2007/10/4


堂ヶ島 Dou-ga-shima Dogashima

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 堂ヶ島(どうがしま)は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科の駿河湾にある景勝地であり、その美しさから「伊豆の松島」と呼ばれている。
 最大の魅力は堂ヶ島桟橋の近くに存在する亀島の洞窟である天窓洞(てんそうどう)で、海蝕によってできた洞窟の天井が陥没して天窓のように見えるところからその名が付いた。国の天然記念物に指定されている。
 堂ヶ島の沖に浮かぶ象島・中の島・高島の3島は三四郎島と総称され、干潮時になると幅30mの瀬石の橋で陸地と結ばれるトンボロ現象で知られている。橋は歩いて渡る事ができ、県の天然記念物に指定されている。
 堂ヶ島の小高い丘には面積9ヘクタールの「らんの里堂ヶ島」があり、屋内のランの展示と屋外の植物が一体となり、季節の移り変わりを感じることのできる植物園となっている。
 堂ヶ島は、自然の恵みをたっぷり堪能出来る名勝である。
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