NIPPON Kichi - 日本吉

2007/7/5

知床海岸 Shiretoko-kaigan 

Jp


 北海道東部。オホーツク海に向かって鋭く突き出た知床半島の海岸部全体を知床海岸という。
 総延長60kmに及ぶその海岸はオホーツクの厳海に削られ、高いところでは200mもの海蝕崖が連なっている。
 その姿はまさに荘厳そのものであり、自然の厳しさというものをありありと見て取ることが出来る。
 内陸と共にこの海岸部も、昭和三九(1964)年に知床国立公園に指定され、平成十七(2005)年にはユネスコの世界遺産にも正式登録されている。
 人の手がほとんど入っていない場所だけに動植物も豊富で、断崖絶壁の続く海岸はオオワシやオジロワシなどの鳥類の営巣地として、また、流氷押し寄せる沿岸はアザラシやトドなども生息しているまさに野生の王国なのである。
 この海岸を間近に見るには海からのアプローチしかないが、知床半島の付け根に位置するウトロからの定期遊覧船に乗れば、その望みもかなう。
 船から見上げる海岸は、自然だけが生み出せる悠久の美しさを誇示している。

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住所
099-4111 北海道斜里郡斜里町
名前
知床海岸




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