NIPPON Kichi - 日本吉

記事数16件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/4/4


花取り踊り(高知県斗賀野) Hanatori-odori (Kouchi-ken Tokano) Hanatori Odori in Tokano in Kochi Prefecture

Jp En

 高知県高岡郡佐川町斗賀野地区では、白倉神社と美都岐神社の二ヶ所で花取り踊り(はなとりおどり)が開催される。
 花取り踊りは中世から伝わる「太刀踊り」の一種。花取城という難攻不落の城の前で、寄手(よせて)は里人を集め、太刀を抜き踊ってみせた。盆踊りかと城の護衛が油断したところを攻め取った、という逸話から生まれている。
 一一月初旬の朝、ワラで作った実物大の馬が境内に据えられ、二人の天狗が長い竹棒を手に立つ。やがて太鼓のリズムに合わせて花傘をかぶり、青い衣装に太刀をもった踊り手が12名ほど並んで鳥居をくぐって現われる。続いて元気なお囃子とともに子供神輿が登場する。
 踊り手はしだいに輪になって境内を踊りはじめる。剣舞のようないでたちで躍動感あふれる踊りだ。その間二人の天狗はその間観客に近づき、からかう。
 踊りはおよそ一時間続き、最後に餅投げをして終了する。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/2/12


藤倉の獅子舞 Fujikura-no-shishi-mai 

Jp

 伝統芸能が多く残されている東京都桧原村。藤原地区にも都の無形民俗文化財に指定されている藤倉の獅子舞(ふじくらのししまい)がある。
 集落の鎮守である春日神社に、天下泰平・五穀豊穣・無病延命を祈願して奉納される三匹獅子舞で、伝授書によると奥多摩町より伝えられたとされており、二〇〇年以上の長い歴史を持つといわれている。
 まず始めに、神社の鍵を預かる「鍵取り」と呼ばれる者の家の庭先で舞を披露する。険しい斜面を登り着いた一行は、花笠が四隅に立つ庭先で勇壮に舞うという。
 藤倉の獅子舞は、比較的ゆっくりとした速さで演じられる舞といわれている。古式ゆかしい、素朴だが勇壮な伝統芸能が今も地域の人々によって伝えられている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




下川乗獅子舞 Shimokawanori-shishi-mai 

Jp

 東京都西多摩郡唯一の村である檜原村の、小さな集落、下川乗に古くから伝承されている、「下川乗獅子舞(しもかわのりししまい)」がある。毎年九月中旬に、村の鎮守である南郷神社(なんごうじんじゃ)に、五穀豊穣・家内安全の祈願と感謝の意を込めて奉納される舞である。村史に伝えられるところによると最初の奉納は文禄五(1596)年であったという、歴史ある伝統芸能である。
 祭り当日、まず南郷神社の神庭で奉納の舞が三匹獅子によって行われる。その後、旧家の庭でも舞が披露される。
 日が暮れて暗くなる頃には、自治会館の前の広場で獅子舞が次々と披露される。獅子頭と艶やかな花笠が、暗闇の中に鮮やかに浮かび上がる。
 演目は夜更けまで続き、最後は「太刀がかり」という演目で飾られる。これは二組の獅子と獅子の敵役である太刀引きとの、ぴったりと合った呼吸が要求される、真剣勝負の舞である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




奥氷川神社獅子舞 Oku-hikawa-jinja-shishi-mai 

Jp

 奥多摩町にある奥氷川神社は大宮市の氷川神社の奥社にあたる。この奥氷川神社において、八月中旬に行われる祭礼の中心行事が三匹獅子舞である。
 この地方には三匹獅子舞が多く古来より伝承されている。奥氷川神社の三匹獅子舞も二〇〇年以上の歴史を持つという。
 獅子達は花模様の、作務衣(さむえ)のような「かるさん」という衣装を着用する。大太夫、小太夫共に黒い獅子頭で、大太夫は金と黒のねじれ角、小太夫は赤と黒のねじれ角がある。女獅子は金色の頭に小さい一本角がある。
 三匹獅子に加え、ささらすり、唄方、笛方、囃子方、花笠達によって、「竿掛かり」「鞠掛かり」「女獅子隠し」「白刀」といった華やかな演目が、次々と演じられる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/28


数馬の獅子舞 Kazuma-no-shishi-mai 

Jp

 毎年九月第二日曜日に、九頭竜神社(くずりゅうじんじゃ)に奉納されるのが、この地方に多く伝えられている三匹獅子による獅子舞である。この祭礼では「数馬の獅子舞(かずまのししまい)」の他にも太神楽や、「馬鹿面囃子」と呼ばれる、ユニークな伝統芸能も交互に見られるという。
 数馬の獅子舞は三匹獅子と女装したササラ役の花笠四名で演じられる。前半は優雅な女舞が披露されるが、後半になると荒々しい、太刀などを使った勇壮な舞へと変わる。
 この地に伝わる三匹獅子の起源は寛元三(1245)年とも伝えられており、とても永い歴史を持つ。都の無形文化財にも指定されており、地元の人々がその伝統を今も受け継いでいる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




海沢獅子舞 Unazawa-shishi-mai 

Jp

 海沢の獅子舞(うなざわのししまい)は、海沢地区の鎮守海沢神社において、毎年八月に行われる祭礼に奉納される伝統芸能である。
 この地方には多く獅子舞が伝承されている。その起源についてはどれもあまり定かではないとされているが、三〇〇年以上前から伝えられているといわれている。
 構成は舞方三名、花笠四名、棒使いニ名、唄方三名となっている。
 神楽と合わせて披露される海沢の獅子舞は、町内の獅子舞の中でも最も動きの激しい「舞い狂う獅子」といわれている。
 五穀豊穣、家内安全を祈願して行われるこの伝統行事は、地元の多くの人々に支えられ、脈々と受け継がれている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




白髭神社獅子舞 Shirahige-jinja-shishi-mai 

Jp

 高さ約三〇mもある巨大な岩を御神体として祀っている白髭神社(しらひげじんじゃ)。境地区の鎮守である当社の例祭に、毎年八月、古くから奉納されているのが白髭神社獅子舞(しらひげじんじゃししまい)である。
 この地方には多くの獅子舞が伝承されており、民俗芸能の宝庫とも呼ばれているが、その起原は定かにされていない。
 白髭神社獅子舞は鹿島から師匠を招いて伝授をされたのが始まりとされている。獅子頭には享保五(1720)年作という刻銘があり、三〇〇年近い歴史があることが伺える。
 三匹獅子に加え、唄方ニ名、笛方六名、花笠六名、大太鼓一名、小太鼓一名、道化一名で構成され、舞が次々と賑やかに披露される。
 保存会や愛好会などに支えられ、五穀豊穣を祈願して奉納されつづけている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




棚沢獅子舞 Tanazawa-shishi-mai 

Jp

 獅子舞は奥多摩地方に古くから多くの地域に伝承されている伝統芸能である。棚沢獅子舞(たなざわししまい)は毎年八月、熊野神社の祭礼に奉納されるものである。
 時期は定かでないが、文政年間(1819~1829)に、奥氷川神社の獅子舞から伝わったものが始まりといわれている。
 祭礼当日は早朝より、村内の拝所巡りが行われる。まず熊野神社で社殿を七周する「宮詣り」が奉納された後、山の神、愛宕神社、獅子宿、将門神社、不動堂、正法院などの舞を各地で披露し、熊野神社に戻ってくるという。
 構成は三匹獅子に花笠四名、囃子方三名、笛方、唄方各数人名ずつとなっている。唐草模様の衣装を身につけた獅子舞達の、躍動感のある舞は、勇壮で美しいものである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数16件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter