NIPPON Kichi - 日本吉

2007/7/5

フレペの滝 Furepe-no-taki The Furepe Waterfall

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 フレペの滝は、北海道東部の世界遺産としても有名な知床半島の西側にある、海へと注ぐ滝だ。
 アイヌ語で「赤い水」という意味の名を持つ、落差100mはあるその滝は、かかる川のない不思議な滝としてもその名を知られている。
 間近に聳える知床連山に降り注いだ雪や雨が地下に浸透し、それら地下水がそのまま海崖から湧き出して、直接海へと注いでいるからだ。
 滝という言葉からイメージされる、断続的に水が流れ落ちる様とは違い、この滝は言ってみれば湧き水が落水する形のために、さらさらと物憂げな瀑容を成している。そのため、その流れ落ちる様が涙にも似ていることから、「乙女の涙」という愛称も持っている。
 知床の大自然に抱かれて、乙女は何を思って涙を流すのか。
 とはいえ、天気がよい時には、滝には虹がかかることもあるという。それは、涙に暮れる乙女への知床の自然と海からのささやかな気遣いなのかもしれない。

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住所
099-4356 北海道斜里郡斜里町岩尾別
名前
フレペの滝




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