NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/11


ubushina(うぶしな) ubushina Ubushina

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 自分が生を受けた土地のことを、古語で産土(うぶすな)と呼ぶ。「うぶしな」はその同意語で、デザインディレクター立川裕大率いる株式会社t・c・k・wが運営するプロジェクトの名称。
 ubushinaは、優れた職人の技術を建築家やデザイナーに紹介し、プロジェクトの全体像の構築や商品企画の立案など技術が商品になるまでをマネジメントする。全国各地の職人の工房や工場を訪ね、その卓越した技術をどのようなプロダクツに活かせばよいのかを練る一方で、建築家やデザイナーの要望に耳を傾け、プロジェクトの全体像を戦略的に描き、最終的に技術やデザインが機能する環境を整えていく。
 注目すべき点は、漆や鋳物、金箔や竹細工など、日本の伝統工芸や職人の手仕事に新たな価値を見出そうとする姿勢だ。職人の技術とデザインを融合し、現在に通じる新しい価値を宿した商品を創造しようとしているのである。
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2007/1/30


朝夷奈切通 Asaina-kiridooshi Asaina-kiridoshi

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 朝夷奈切通(あさいなきりどおし)は、神奈川県鎌倉市十二所と横浜市金沢区の間にある古代の要路であり、国指定の史跡である。
 鎌倉にはいくつかの切通し(防衛の為の人工的要路)がある。朝夷奈切通は、鎌倉七口と言われた切通しの一つであり、鎌倉と金沢・六浦を結ぶ要路であった。
 仁治二(1241)年、執権北条泰時が自ら指揮し、朝比奈三郎義秀が一夜で切り開いたという伝説から、この名が付いた。
 作られた背景には、当時の北条氏と三浦氏との争いがある。北条氏が三浦半島を通らないで房総に出るためには、六浦港へ連絡する道が必要だったのである。
 朝夷奈切通は、往時の雰囲気を色濃く残しており、鎌倉時代の文化と生活を我々に伝えてくれる古道である。
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2007/1/25


鯉が窪湿原 Koigakubo-shitugen Koigakubo Marsh

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 吉備高原の北西部の一部、鯉が窪池の上手、標高550メートルのところに、日本太古の自然の姿をそのままとどめる秘境がある。「鯉が窪湿原」という。昭和54年、国の天然記念物にも指定されている。
 ここには、かつて日本と大陸が地続きであったことを示す植物など、貴重な湿生植物が自生している。オグラセンノウ、ミコシギク、ビッチュウフウロ、リュウキンカなどその数は380種類を超えるという。
 広さは3.6ヘクタール、遊歩道を1周すると2.4キロ。年間2万人もの人々がここを訪れ、植物群落の神秘さに魅了されている。
 最近貴重な植物が衰退していることが懸念されており、新見市では、文化庁と協力し、現在調査・保護管理にあたっているという。
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2006/12/15


太平庵酒蔵資料館 Taiheian-shuzou-shiryoukan Taiheian Sake Brewery Museum

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 酒造りの技術を応用したこだわりの「生そば」を供するのが、佐賀県多久市に店を構える生そば・そばつゆ専門店「太平庵」。佐賀で生そば一筋に30余年、伝統の味を守ってきた。そばは蕎麦の実の中心部分の内層粉を良質な天然水でつなぎ、そばつゆは酒造りの技術を応用した「熟成本かえし」と九州産の鯖(さば)、鰹節による出汁を使用している。
 この太平庵に併設してあるのが、「太平庵酒造資料館」だ。国の重要有形民族文化財に指定されている。明治元年に創業した、太平庵の起源となる酒蔵「木下酒造り」の貴重な古い酒造用具をそのまま資料として残している。そこは明治時代のまま時が止まったかのような、アンティークな空間。古の杜氏の酒造りの唄が聞こえてきそうだ
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