山吹(ヤマブキ) Yamabuki
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「山吹(ヤマブキ)」は、バラ科ヤマブキ属の植物で、山や公園などで見かける機会が多く、春の終わり頃に五弁の花を咲かせる、黄色の落葉低木で知られる。
山に生息し、花の色が蕗(ふき)に似て金色で美しいことからこの名がついたとか、枝が風にゆれる様子「山振」から「山吹」と呼ばれるようになったなどの説がある。
山吹色は、この花の色をもとにしてつくられた。一重山吹、八重山吹、菊咲き山吹などの種類があり、一重の山吹は、花が終わると数年おきに細長い実をつけるが、八重山吹には実はならない。
また、大田道灌(おおたどうかん)の山吹の伝説は有名である。
室町時代の武将であった道灌が狩に出かけた途中雨にあい、一軒の農家を訪ねて蓑を借りようとした。しかし応対した農家の娘は黙って山吹の一枝を差し出した。
帰ってからこの出来事を家来に告げると「七重八重 花は咲けども 山吹の 身の一つだに なきぞ悲しき」という古歌に心情をたとえたことがわかった。「蓑はありません」ということを、山吹の花にたとえたエピソードである。
山に生息し、花の色が蕗(ふき)に似て金色で美しいことからこの名がついたとか、枝が風にゆれる様子「山振」から「山吹」と呼ばれるようになったなどの説がある。
山吹色は、この花の色をもとにしてつくられた。一重山吹、八重山吹、菊咲き山吹などの種類があり、一重の山吹は、花が終わると数年おきに細長い実をつけるが、八重山吹には実はならない。
また、大田道灌(おおたどうかん)の山吹の伝説は有名である。
室町時代の武将であった道灌が狩に出かけた途中雨にあい、一軒の農家を訪ねて蓑を借りようとした。しかし応対した農家の娘は黙って山吹の一枝を差し出した。
帰ってからこの出来事を家来に告げると「七重八重 花は咲けども 山吹の 身の一つだに なきぞ悲しき」という古歌に心情をたとえたことがわかった。「蓑はありません」ということを、山吹の花にたとえたエピソードである。
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- 山吹