肥後まり Higo-mari
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「肥後まり(ひごまり)」は、熊本県熊本市に伝わる郷土玩具である。
江戸時代中期、木綿が一般庶民の手に届くようになり、手まりは女子の玩具として、全国の主な城下町で作られた。特にこの熊本で生産が盛んになり、お正月の玩具として、また雛祭りの飾りとして欠かすことのできないものとなった。
もみ殼を芯にして、草木染の細めの木綿糸で球をつくり、その上から今度は大きめのかけ糸で模様をつくる。素朴で自然な風合いの「肥後まり」は、美しい配色と手触りのよさが人気となり、丁寧な手仕事によって伝統を守り続けている。
明治時代になるとゴムマリがつくられ、一時廃れたが、まりの生産は細々と続けられた。帯、麻の葉、椿、三角づくし、角花火、重ね三角、風ぐるま、熨斗、連角、重ね菱、春雨、四国まり、秋桜など、呼び名も美しい一三種類の模様があり、上品な仕上がりとなっている。
江戸時代中期、木綿が一般庶民の手に届くようになり、手まりは女子の玩具として、全国の主な城下町で作られた。特にこの熊本で生産が盛んになり、お正月の玩具として、また雛祭りの飾りとして欠かすことのできないものとなった。
もみ殼を芯にして、草木染の細めの木綿糸で球をつくり、その上から今度は大きめのかけ糸で模様をつくる。素朴で自然な風合いの「肥後まり」は、美しい配色と手触りのよさが人気となり、丁寧な手仕事によって伝統を守り続けている。
明治時代になるとゴムマリがつくられ、一時廃れたが、まりの生産は細々と続けられた。帯、麻の葉、椿、三角づくし、角花火、重ね三角、風ぐるま、熨斗、連角、重ね菱、春雨、四国まり、秋桜など、呼び名も美しい一三種類の模様があり、上品な仕上がりとなっている。
- 住所
- 862-8006 熊本県熊本市龍田1-5-2
- 名前
- 熊本国際民芸館 肥後まりの会
- 電話
- 096-338-7504