NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/10


雀(スズメ) Suzume 

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 「雀(スズメ)」は、スズメ目ハタオリドリ科に属し、全国のいたるところに生息している鳥である。鳥の中では最も身近な存在であることから、昔から日本画の題材としても親しまれている。
 全長は15センチメートルほどで、口ばしの色は夏は黒色で、冬は基部が淡黄色になる。頬にある大きな黒い斑点も雀の大きな特徴である。
 山の中には住まず、公園や人家のあるところを中心に人間と共生している。
 人間の生活に密接に関係し、人間が住み始めた集落には雀もやってきて、逆に人間が離れ集落が無人になると雀も見られなくなるという習性である。人間の近くでしか生きられない割には、人間とは一定の距離を置いていて、決して近くには寄せ付けない。
 雀は雑食性で、稲などの植物の種子や虫を食べる。都会に生息する雀については、桜の花をはじめ、パン屑、菓子屑、生ゴミなど何でも餌にする。この雑食性が、都会で強く生き抜く理由であろう。
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2007/8/9


仙台すずめ踊り Sendai-suzume-odori Sendai Sparrow Dance Festival

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 仙台すずめ踊り(せんだいすずめおどり)は、宮城県仙台市宮城野区にて7月の終わりに行われている祭りである。
 慶長八(1603)年、仙台城新築移転儀式後の宴席で、泉州・堺出身の石工が、伊達政宗の御前で、即興で披露した踊りがはじまりと言われている。
 小気味良いテンポ、躍動感あふれる身振り、跳ね踊る姿が餌をついばむ雀の姿に似ている事や、伊達家の家紋「竹に雀」にちなみ、すずめ踊りと呼ばれる様になった。
 戦前までは石切町の石工の子孫によって伝承されてきたが、近年、市民の間に広がり、多くのグループが創られるようになってきた。
 現在は、扇子を体の前で大きく動かし、足を左右にぴょんぴょん跳る「はねっこ踊り」を基本とし、各グループそれぞれに工夫を凝らした振り付けを創作して技や美を競い合っている。
 仙台すずめ踊りは、夏の風物詩として親しまれている踊りである。
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2007/2/7


津屋崎人形 Tsuyazaki-ningyou 

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 津屋崎人形(つやざきにんぎょう)は、福岡県津屋崎町津屋崎にて造られる人形である。
 一般的に、流し型による薄い造りの博多人形に対し、津屋崎人形は「二枚型による手押し」製法により作られ、分厚く重厚にして安定感がある。
 しかし、この製法は熟練技術を要するため量産に向かず、今では珍しい作り方となってしまった。
 津屋崎人形は、顔料を水とニカワでのばして使用しており、色あせに強く、独特のあざやかな色彩を誇る。
 伝統的なモマ笛(フクロウのような音色)、干支人形、ひな人形や武者人形はもちろん、招き猫や福助さん、滑稽ものなど、みな何とも言えない魅力的な品々である。
 津屋崎人形は、素朴でユーモラスな、いつまでも大切にしたい人形である。
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