NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


月山 Gassan Mt Gessan

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 山形県東田川郡にある出羽三山のひとつ。
 標高1984メートルで、山形県のほぼ真ん中にそびえたつ。磐梯朝日園立公園の北にあたり、ブナの原生林、動植物などの大自然の宝庫とされる。
 月山の名は、その山容が「ちょうど月が半輪を描いて空に現れたようなおおきな山の姿」からきているといわれる。
 信仰が深い山でも知られ、山頂には「月山神社」があり、天照大神の弟、月読命が祭られている。
 役行者の修行の地であった。幾人もの行者が月山大神登拝におとずれたが、修行の未熟さをさとられ引き返した「行者返し」という登山路がいまでも残っており、現代でもその道を、登山者たちが行き来きする。
 眺望や高山植物にも恵まれた霊山である。
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2007/2/2


白山比め神社 Shirayamahime-jinjya 

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 北陸の霊山白山の信仰の中心。かつて船岡山山頂に祀られた祠が白山比め神社の始まりといわれている。二〇〇〇年以上前のことである。
 養老元(717)年に泰澄上人が白山で修行し、山麓に神殿を建造した。これから白山信仰は全国に広まり、白山比め神社がその中心となる。
 修験道が盛んになると、白山比め神社はさらに隆盛を迎えたが、鎌倉時代以降、各寺社の分裂抗争の折り、勢力は衰え、文明十二(1480)年の大火などで、ご神体を残し、ほとんどの社殿は失われてしまった。
 江戸時代に入り、藩主となった前田利家の白山信仰は篤く、社殿を復活し、同社は藩の管轄になる。しかしその後、寛永八(1668)年に白山は江戸幕府の直轄地となり、明和六(1770)年に藩主前田重教が、今に残る本殿を寄進した。
 以降、白山比め神社は、白山信仰の中心として、人々の信仰を集めている。
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2007/1/17


十二滝 Jyuunitaki Junitaki Waterfall

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 山形県東田郡平田町にある、相沢川上流の大小12段になって流れ落ちる滝。飽海三名瀑として知られている。
 経ヶ蔵山(標高474m)の西の麓にあり、滝の落差はおよそ30メートルほどある。12に別れた、滝と滝つぼにはそれぞれ、「天狗滝」「蛇の滝」「河原滝」などの名前が付けられている。
 昔から滝は、修験者たちの修行の場として使われてきた。滝に打たれることによって、心身を清め、霊力を授かるものとして、不動や弁天が祀られていることが多い。
 秋には「紅葉」が回りに現れ、美の競演を見せる。冬には真っ白な雪の中で、流れを止めることなく、落ちていく水の姿は、厳格ささえ感じられる。
 山形県は滝の数では日本一とされている。その数はおよそ230であり、全国の1割程度の比率である。
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2007/1/8


徳島 霊山寺 Tokushima Ryouzenji Tokushima Ryozenji Temple

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 霊山寺は、徳島県鳴門市にある真言宗高野派の寺である。本尊は釈迦如来。四国霊場第1番礼所。
 聖武天皇の勅願により、天平のころ行基菩薩が開基した。弘仁6(815)年、弘法大師が21日留まって修法し、四国に88力所の霊場を開くことを祈願した。この間釈迦如来を刻み、第一番の霊場としたと伝える。
 その後大師は四国の地に大日如来の胎蔵界曼荼羅の道場を求め、各国をそれぞれ発心、修行、菩提、涅槃の道場とし、88力寺をこの道場の中に開いた。
 霊山寺は、天正年間の兵火、明治24年の災火を遇ったが、その後建物は再建され、一番にふさわしい立派な伽藍となった。
 今では「一番さん」と親しまれる四国88か所霊場巡りの出発点であり、一年中白装束に菅笠を被ったお遍路さんで賑わっている。
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