NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/19


和太鼓集団 GOCOO Wadaiko-syuudan gokuu Japanese Taiko Drum Group “GOCOO”

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 40以上もの和太鼓を自在に操り、大地のビートを奏でる和太鼓集団GOCOO(ゴクウ)。女性7名、男性4名のバチから繰り広げられるその音色は、伝統でもなく、民俗音楽でもなく、ロックでもない。もっとプリミティブでトランシーな、国境も音楽ジャンルも越えたものだ。そしてその中心には、現代のシャーマンとも言うべき淺野香の存在がある。
 トレードマークの長い髪を獅子舞のように振り乱しながら、パワフルにバチを振り下ろす。
 「ライブをやっていると、日常のいろいろが削がれて、魂の中で一番純粋なところ、”愛”と”感謝”だけになる瞬間がある。結局これが”祭り”なんだろうな、と思います。新しいものを表現していると言われるけれど、一番新しいものは一番古いものにつながるんじゃないでしょうか。」
 97年結成。そのトランシーな演奏は海外での評価も高く、ヨーロッパツアーをはじめ海外ライブは100本以上。映画『マトリックス』の音楽も手がけ、今年5月の国連環境会議ではアジア代表としてオープニングを飾っている。
 
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2007/7/5


花祭 Hana-matsuri 

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 愛知県北設楽郡の奥三河各村々に伝わる、郷土の祭り・芸能。重要無形民俗文化財に指定されている。
 歴史ははっきりとしていないが、1593年には行なわれていたと歴史書には残されている。
 奥三河の一帯は、愛知、長野、静岡の三県が接する山岳地帯である。
 「神楽芸能」に関係している祭りといわれる。祭りには数箇所ごとの形式があり、大きな鬼の面を被り、練り歩くものから、子供たちが愛らしく舞う「花の舞」と呼ばれるものまで、多種多様で夜を徹して行なわれる。
 まつりの場所は「舞処」(まいど)と呼ばれ、中央に湯の入った釜が据えられる。祭りの終盤、この釜の湯が撒き散らされる。この湯にかかると1年間「無病息災」で過ごせるといわれる。
 毎年行なわれ、11月から1月の間、各村々で開催される。
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2007/2/28


からかさ万灯 Karakasa-mandou Karakasa Firework Displays

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 からかさ万灯は、土浦市の鷲神社で行われる。
 直径、高さともに5メートルの大カラカサ(唐傘)に仕掛けた花火に点火すると、花火が滝のように落ちる様は現代のナイアガラ花火にも似ている。
 導火線となる綱火に点火され、およそ100メートルの火花が走り、カラカサの頂点に設けられた八つ口と呼ばれる箱の中の花火に点火され、さらに四方八方に火花が飛び散る。火花はカラカサの周囲に吊された提灯に火を灯し、次いで「手ボタン」にいたり、まるでカラカサが雨を受けているように壮麗な火花が約7分間に渡ってしたたり落ちる。
 起源は、干ばつの被害を受けた農民たちが雨乞いを願って奉納したことにあると伝えられている。
 カラカサの傘の下には五穀豊穣と書かれた四角い提灯がつけられており、この万灯が終わると、打ち上げ花火が夜空に放たれ祭を終える。
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2007/2/19


十五夜 jyuugo-ya Jugoya, The 15th Night

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 旧暦の8月15日を指す、団子、芋、すすきなどを供えて月見をする行事。中秋の名月。
 中国の中秋節が起源といわれる。日本には平安時代に渡り、宮中での行事となり「観月宴」や「月の宴」と呼ばれ月を眺めて詩を作り雅楽を奏でて楽しんだと言われる。
 民間では「芋名月」とも言われ、秋の収穫物であるだんご、里芋、栗、柿などを供えて豊作を感謝した。
 一ヵ月後の旧暦9月13日は「十三夜」であり、豆や大豆を供えることから「豆名月」とも言われ、十五夜と十三夜両方の月見をしないことを「片月見」として縁起の悪いものとされた。
 地方によってはこの日に、お供え物や畑のものをとってもよいと言う祭があり、秋祭り、収穫祭として広く親しまれている。
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2007/2/8


猿投まつり Sanage-matsuri 

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 愛知県豊田市猿投町で毎年行なわれる郷土芸能祭り。県の指定無形民俗文化財。
 祭りの歴史は、16世紀後半から始ったといわれている。最盛期には尾張、三河、美濃の3国から奉納を受けたとされる。
 本社・東の宮・西の宮の3台の神輿を四方殿に安置する神輿渡御、火縄銃の爆烈、棒の手奉納、引馬場など興味深い行事が多数行なわれる。
 奉納は「棒の手」と呼ばれる室町時代から受け継がれる農民武芸で、棒や刀、やり、かまなどを使い披露される。また奉納する十数か所の村の一団は合属と呼ばれ、それぞれが気合の入った武芸を展開するため、もめごとも多く「けんかまつり」の異名もある。
 毎年10月の第2土・日に猿投神社で行なわれる。
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大海の放下 Oomi-no-houka 

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 愛知県新城市大海に伝わる郷土芸能踊り。県の指定無形民俗文化財。
 祭りの歴史は、室町時代末期といわれる。源平の争乱で中央政治が
 乱れ、各寺院の僧侶たちは、寺院から追い出しを受け地方に放浪した。その僧侶たちは放下僧と呼ばれ、すべての執着を捨てるため放下と呼ばれる行をおこなったものが現在まで伝承されている。
 現在では盆の行事として行なわれるこの踊りは、僧侶に扮した人が、高さ3メートルの大うちわを背負って、胸につけた縦横50センチもある太鼓を打ち鳴らし、古くからある歌謡に合わせて舞い踊る。
 初盆の家々を訪ね、新仏の供養をして回る。
 毎年8月14,15日に行なわれる。
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2007/1/25


かんこ踊り Kanko-odori The Kanko Odori Dance

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 かんこ踊りは、三重県伊勢市とその周辺で踊られる盆踊りである。別名シャグマ踊り。
 かんこ踊りは胸に「かんこ(羯鼓)」と呼ばれる締め太鼓を下げ、両手のバチで打ち鳴らしながら踊る民俗芸能で、かぶりものや背にかつぐものが、大型で華やかな風流芸能である点も特徴である。
 お盆に先祖の供養、或いは新盆の供養のために踊られるもので、10〜15人が輪になって踊る。
 頭に「しゃぐま」と呼ばれる被り物をかぶったりするタイプと、花笠をつけたりして優雅に踊るタイプの2通りがある。
 「しゃぐま」は馬の毛を糊で固めたもので、腰蓑と調和し、美しく幻想的な世界を作り出す。
 かんこ踊りは、白装束で太鼓を抱え、打ち振りながら、時には激しく踊り、練り歩く。そのさまは大変派手で、勇壮である。
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2007/1/19


カセ鳥 Kasedori Kasedori Festival

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 山形県上山市で行われている火防(ひぶせ)行事。
 ここ上山地方では約350年ほど前に始ったといわれる。当時は、旧正月の13日に御殿に呼ばれ、その踊りを披露していた。
 15日には町で行なわれ、町方の若衆から手桶の水を「カセ鳥」にかけご祝儀を出し、商売繁盛などを祈った。
 明治29年で一旦途絶えてしまったが、昭和34年から再現された。
 今でも「ケンダン」と呼ばれるわらの蓑をかぶった若者たちが、「クッツクック」などの独特な掛け声とともに、町中を練り歩く一行の姿は、当時と変わらない。
 この時期、この地方では大概は「雪」が積もっている。若者たちはほぼ「はだか」の状態で、蓑をかぶり町内を練り歩くわけだが、お祭りさわぎで寒さもどこかへふっとんでしまう熱気である。
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