NIPPON Kichi - 日本吉

2008/6/20

金石城 Kaneishi-jou 

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 金石城(かねいしじょう)は長崎県対馬市に建つ城である。
 享禄年間(1528~1531)この地を治めていた宗将盛(そうまさもり)が清水山の山麓に建てたのが金石城である。建てられた当時は金石館と呼ばれていた。当時、諸大名が争って豪華絢爛な城造りをしていたのとは対照的に、天守閣を持たない質素な城作りであった。
 寛文五(1665)年、二一代当主の宗義真(そうよしざね)により大手櫓門(おおてやぐらもん)などが作られ、城としての風格を持つようになり金石城と呼ばれるようになった。
 文化一〇(1813)年、大手櫓門は火事で焼失したが、幕府から多額の貸与を得て再建された。明治以後も大手櫓門のみが残されていたが、大正時代になると解体されてしまった。
 その後、平成二(1990)年に大手櫓門は、資料に基づき復元されるに至った。現在、当時の威風を残す城壁や庭園の池とともに、かつての金石城を偲ばしてくれている。平成七(1995)年に国史跡に指定されている。

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住所
817-0021 長崎県対馬市厳原町今屋敷
名前
金石城




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