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2007/10/26


知床五湖 Shiretoko-goko The Shiretoko Five Lakes

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 北海道最後の秘境と言われる世界遺産の知床半島。アイヌ語でシリエトク(大地の突端)という意味だとか。その知床の原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖「知床五湖」。
 流入・流出する川はなく、知床半島に降った雨・雪が地下水を経て湧き出してきた湖だ。
 五湖を一周する遊歩道が整備されており、全周しても約60分、第一湖、第二湖だけだと30分程度で巡ることができる。 原始の楽園の名にふさわしく、数多くの動植物を目にすることができる。湖の水面には知床連山や原生林の姿の美しい姿が映り、心が洗われる。散策途中で運がよければ、エゾリスやエゾシカなどの姿が見られることも。
 小高い丘の上にある展望台からは、第一湖と知床連山を見渡す大パノラマが広がり、訪れる人々の心を捉えて放さない。
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2007/9/13


齋藤氏庭園 Saitou-shi-teien Saito Family Garden

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 齋藤氏庭園(さいとうしていえん)は、宮城県石巻市河南町前谷地にある景勝地である。国の名勝に指定されている。
 石巻平野の北西部に位置する庭園は、近代における東北三大地主として知られる齋藤氏の第9代当主・善右衛門有成により、明治時代後期に作られた。
 本邸部分に所在する庭園は、丘陵の斜面を背にして清楽亭・無一庵などの建物を景観の中心に置き、周囲に平庭、園池を配している。
 斜面麓には宝泉窟(ほうせんくつ)と呼ばれる深い岩窟があり、ここから生じる湧泉は園池の水源ともなっている。
 また、庭園内にある宝ヶ峯縄文記念館はカヤぶきの建物で、宝ヶ峯遺跡から発掘された縄文時代後期の土器などが展示されている。
 齋藤氏庭園は、近代の庭園のうちでも特色ある庭園として名高い、美しい場所である。
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2007/2/6


男池 Oike 

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 日本の名水100選に選定されている男池は九重の山々の一角である「黒岳」の北側に位置している。
 別名、男池湧水群とも呼ばれ、多くの湧水が湧き出る所である。
 毎分14トン、1日に2万トンという豊富な湧出量を誇る水質は、黒岳の原生林に育まれたやや硬水のミネラル水で、美味しいとされている。また、付近一帯で共通する特徴として、発泡性の名水である事が挙げられる。男池の湧水にも炭酸ガス成分が含まれているそうだが、感じられる程ではない。
 マイナスイオンを浴びながら川沿いの遊歩道を下れば、「名水の滝」がある。流れる川の水は、深みでは青く神秘的色合いを見せるほど綺麗で、その水が流れ落ちる様は「名水の滝」の名にふさわしい。途中、岩に根を巻く樹木など目を楽しませてくれるのも楽しい一面だ。
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大分 円形分水 Ooita Enkei-bunsui 

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 大野川の支流の大谷川から熊本県内で取水し、延長13キロメートルの水路によって竹田市の180ヘクタールの耕地を潤す音無井路は1898年に竣工している。
 この井路をめぐりたびたび水争いが起きた為、1934年に「12号分水」と呼ばれる円形の分水施設が竣工された。当時旧宮砥地区内部で水不足で争いが生じ、その対策として耕地面積に応じて3地区に比例分水出来る様にしたのがこの施設。大谷川取水□から2キロメートルに亘るトンネル水路を通った水がサイホン方式で、円形の中央から沸き上がる。円形は二重で、内外を仕切る壁には等間隔に小窓が設けられ、中央に湧き上がった水は小窓を通って外側の円形溝に流れ込む。
 外側の円形溝は仕切りで3分配しており、小窓の数や小窓に設けられた蓋、仕切り板の高さにより分水量が調整される。現在は石造りからコンクリート造りに改修され、水利争いを合理的に解決した施設として近代化遺産に評価されている。
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清滝 Kiyotaki 

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 春は新緑、夏は涼、秋は紅葉、そして冬は幽玄の世界を楽しむ。四季折々を楽しめる清滝公園は水量の多さを競う場所ではないが、岩から湧き出てきた岩清水が、細雪の様に優雅に、カーテンの様にゆっくりと滝壷に降り注ぐ、繊細で美しい光景を見る事が出来る。
 細れ石(さざれいし)が大きな岩屏風となって、その上から岩清水が無数の水滴となって降り注ぐ様を見ながら、静かな滝の音色と、その他の自然の音色との調和を楽しむのは、轟音の滝では味わえない落ち着きがある。
 場所は、日本一とも言われる炭酸泉「長湯温泉」のある直入町で。水汲みを兼ねて訪れるのもいいし、秋には清滝と紅葉をダブルで楽しめる絶好ポイント。
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白水の滝 Shiramizu-no-taki 

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 白水の滝は別府湾に注ぐ大野川の源流で河口から約100キロの地点にある。ここは岩間から湧き出る滝であり、高さは38メートル、かつては約100メートルにわたって湧水が飛び散り、白く輝いて、日本一の飛泉と称えられ、各地から多くの人々が訪れた。滝の下手には陽目(ひなため)の里名水茶屋やキャンプ場がある。
 画聖「田村竹田」は備後(岡山県)の学者を伴って訪れ、白水の滝をたたえて「天下奇観白水滝」等の言葉を残している。また、有名な歌人で雲上人の千種(ちぐさ)三位有功郷は「豊国の国の宝と岩間より湧きて泉の滝の白玉」と詠んでいる。
 1901年に白水井路が導水され、この滝の水を取り入れて約120ヘクタールを開田した。以後水の量が減り昔ほどのスケールの大きさはないが、奥豊後でも3本の指に入る名瀑である。
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2007/1/30


大入島 神の井 Ohnyu-jima kami-no-i Onyu Island Kaminoi Well

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 大分県佐伯市、大入島の日向泊(ひゅうがどまり)にある井戸。満潮時には水没するが、湧き出る水は清水である。
 縁起は古く、神武天皇が東征の折に日向の美々津港から立ち寄り水を求めたところ、島には水がないと言い嘆き悲しむ島民に、天皇は折れ弓を地面に立て「水よいでよ」と言うと清水が湧き出したという。
 大入島の「大入島トンド火まつり」は感謝した島民たちが、夜の海を行く神武天皇の船を送るために海岸でやぐらを組み火を焚いたのが起源とされる。
 現在も無病息災を願い、毎年1月に行なわれる。十数メートルの松明を組み、激しい炎を巻き上げる様は壮観。
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2007/1/28


岳切渓谷 Takkiri-keikoku Takkiri Valley

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 大分県院内町の奥、玖珠町へ抜ける山の中にあり、一枚岩の水流遊歩道が約2kmにわたって続く渓谷。
 水深は足首程度で、沢を約30分ほど歩くと「大飛(おおとび)の滝」がなだれ落ちている。
 川底がツルリとした一枚岩は浅い水深となめらかな流れで、子供の水遊び等も安心。
また豊の国の名水15選に選ばれた水も湧き出ている。
 岳切渓谷のある椎屋耶馬渓は、奇岩奇峰のそびえ立つ、自然の造形美に囲まれた景勝地である。山村風景と、紅葉、奇岩の奏でる風景が展開する。
 夏だけの営業ではあるがキャンプ場もあり、釣り堀、休憩所、売店などの施設が完備され手軽に自然と親しむことができる。
 周囲にはカエデやモミジなど広葉樹が多く紅葉も美しい。
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