NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/12


猪口 Choko Choko (sake cup)

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 猪口(ちょこ)とは、日本酒を飲むときや、蕎麦を汁につけるときなどに使われる陶製の小さな器のことをいう。
 名称の由来は、本膳中の中付けの小器「猪口(ちょく)」が転じた言葉や、猪の口(鼻)に似て上が開き下が窄んだ形に見えるから、という説がある。
 日本酒を燗(かん)にする時は、お猪口に注いだ時の温度を考えて温める。徳利(とっくり)で40度の「ぬる燗」にまで温めて猪口に注ぐと、ちょうど35度の「人肌燗」くらいになる。その他、温度によって「日向燗(ひなたかん)」「涼冷え」「花冷え」などの風情ある呼び名がある。
 また、蕎麦猪口の模様には石垣文、唐草文をはじめ、色々な柄がみられ、小鉢など別の用途でも幅広く利用される。
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2007/10/23


聞香炉 Monkouro 

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 聞香炉(もんこうろ)は、香道で用いる、香木を加熱し、香気を発散させる目的で用いる、蓋を持たない器である。
 火気を使用する関係上、材質には不燃性、耐熱性が求められる。そのため、陶磁器や金属、石材などで作られていることが多い。
 香道は、室町時代におきた日本の伝統文化であり、仏教と共に日本に伝えられた香は、平安時代には個人の趣好・知的感覚により薫物が作られ、室町時代・東山文化隆盛の頃に、香木を使用する聞香形式が整え出された。
 通常一対で用いられ、青磁、染付等の少し大きめの蕎麦猪口のようなもので、高さは6~8cm、直径は6~7cm、底には3つの高台が付いている。
 聞香炉は、香道において、自然を感じ、四季を想い起こさせる香りの世界を堪能するための、優雅で高尚な香道具である。
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