NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/6


三浦天満神社 相撲練り Miura-tenman-jinja Sumou-neri 

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 三浦天満神社(みうらてんまんじんじゃ)では毎年一〇月の秋祭りに、子供たちによる「練り」が奉納される。
 「牛鬼」「相撲練り(すもうねり)」「四ツ太鼓」など、長く受け継がれている衣装で行列を組み、パフォーマンスを披露する。
 練り物のひとつ「相撲練り」は、天保一五(1844)年以前の起源で、宇和島藩側から伝習したと考えられる。
 化粧回しを着けた8名から12名の子ども力士が円陣を組み、立行司の語る文句に合わせて踊るもので、演じ手は小学生である。
 その後、神社の境内や御旅所で相撲を取り、場は賑わいをみせる。
 相撲練りは、豊作祈願や除災招福の神事として、伝統芸能として伝承されている。
 三浦天満神社の練りは、平成一二(2000)年に県指定無形民俗文化財に指定されている。
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2007/8/20


入谷の祭と打囃子 Iriya-no-matsuri-to-uchi-bayashi 

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 入谷の祭と打囃子(いりやのまつりとうちばやし)は、毎年の九月十五日に、宮城県南三陸町の入谷八幡神社で行われる例大祭である。
 打囃子が始まった時期は定かではないが、八幡神社に奉納したとされる太鼓に享和元(1801)年の年号が見られることから、その時期にはすでに行われていたと考えられている。
 秋の収穫も間近な頃、身を清めた神職らを先頭に、入谷八幡神社から祭りの行列がスタートする。
 花傘や花バレンに彩られた神輿、色鮮やかな衣装に身をつつんだ子供たちが、入谷の田園風景のなかを御旅所(おたびしょ)である田んぼの中に聳える一本松の元まで練り歩く。
 御旅所に到着すると、祇園囃子の流れを汲むといわれる打囃子が、五穀豊穣と家内安全を祈願して獅子舞と共に舞われ、奉納される。
 黄金色に輝く田んぼの中で、優雅に舞われるお囃子は、いつか遠い昔に感じた郷愁を見るものに思い起こさせてくれる。
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2007/7/31


ずいき祭 Zuiki-matsuri Zuiki (Taro Stalk) Festival

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 ずいき祭(ずいきまつり)は、京都市上京区の北野天満宮にて、毎年10月1日~4日に行われている祭りである。
 名称は、サトイモの茎「ずいき」で御輿の屋根をふく事から付けられたという、祭礼期間中御旅所に奉安される「ずいき御輿」に由来する。
 その歴史は古く、平安中期に始まったとされ、ずいき御輿を中心とした氏子の祭りは、室町時代には行われていた。
 1日の本社から御旅所へ神輿巡行が行われる神幸祭と、4日の御旅所から本社へ神輿還幸が行われる還幸祭では、御鳳輦や稚児など王朝装束姿の氏子約150人余の優雅な大行列が、市中を練り歩く。
 期間中には、着御祭、献茶祭、甲御供奉饌などのさまざまな行事が開催される。
 ずいき祭は、五穀豊穣に感謝する、1000年以上の歴史をもつ京都の代表的な秋祭りである。
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2007/7/19


飯坂けんか祭り Iizaka-kenka-matsuri Iizaka Kenka Festival

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 飯坂(いいざか)けんか祭りは、福島県福島市にある八幡神社の祭礼で、大阪・岸和田の「地車(だんじり)」、秋田・角館(かくのだて)の「飾山(おやま)ばやし」とともに「日本三大けんか祭り」のひとつに数えられている。
 毎年10月1日から3日まで開催されるこの祭りのハイライトは、2日の宮入り。午後7時半の花火を合図に、鮮やかな提灯に彩られた6台の太鼓屋台が、御旅所(おやすみどころ)を出発。勇ましい太鼓の音と掛け声とともに、町を練り歩く。神輿が境内に入り乱れると、神輿の宮入りを阻止しようと、屋台が激しくぶつかり合う様は迫力満点だ。絶え間なく乱打される太鼓の音と夜空を焦がす提灯の灯りが、祭りをさらに盛り上げる。
 飯坂けんか祭りは、300余年の歴史を持つ、勇壮・豪快な祭りである。
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2007/6/20


県祭 Agata-matsuri 

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 京都府宇治市の、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祭神とする県(あがた)神社の祭礼。毎年、6月5日から6日の未明にかけて行なわれている。
 別名「暗やみの奇祭」として知られるこの県祭は、5日午後11時から翌6日の午前1時頃まで行われる「梵天渡御(ぼんてんとぎょ)」がハイライト。長さ約2.4メートルの青竹の先に直径2メートルほどの球状の御幣をつけた梵天御輿と、雌獅子・雄獅子の各御輿が、灯火を消した暗闇の中、宇治神社御旅所を出発。県神社本殿に奉幣されるまでの約2キロメートルの間に、梵天を猛スピードで回転させる勇壮な「ぶん回し」が披露される。
 この県神社は、平等院建立時にはその鎮守となったとも伝えられている由緒ある神社で、県祭りも江戸時代には既に「暗やみの奇祭」として知られていたという。
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2007/6/13


宮崎神宮大祭 Miyazaki-jinguu-taisai Miyazaki Jingu Taisai

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 神武さまの名で親しまれる宮崎神宮大祭は、宮崎県宮崎市にある宮崎神宮で10月最後の土・日曜日に行われる。
 祭りの起源は、神武さまは、年に1度、宮崎神宮にお参りにいけない遠くの人々のところへ出かけて行くという神事から。神宮から御旅所までの往復を1000人の行列が練り歩く。
 古式ゆかしい雰囲気で、神宮の関係者によるご神幸行列、古代人や神様に仮装した市民たちが祭りを盛り上げる。
 ご神幸行列の華は、宮崎の昔の風習である、シャンシャン馬と呼ばれる、新婚夫婦の鵜戸神宮参りを再現した行列である。七浦七峠を越えてお参りの帰り、疲れた新婦を馬に乗せ、新郎が手綱を取って、シャンシャンと鈴の音を響かせながら家路につく姿に、沿道を埋めた人々からも感嘆の声や拍手が沸き起こる。
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2007/5/8


御幸行列 Miyuki-Gyouretsu Miyuki Parade

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 御幸行列(みゆきぎょうれつ)は、鳥取県倉吉市関金町に伝わる祭りである。
 日吉神社・湯関神社・大鳥居神社の三社の大祭に催される「神輿渡御」の行列(三社の神輿が神社から御旅所への渡御に際して行う神事)が、御幸行列である。
 三社それぞれに伝統の型やしきたりがあり、先頭の湯関神社は道中行列の形式、次の大鳥居神社は登城の形式、最後の日吉神社が下城の形式をあらわし、それぞれの神社から出発し、約1.5kmを、総勢85名が練り歩く。
 三社の神輿の供奉行列が参勤交代の供揃いに似ている所から、大名行列とも呼ばれており、行列の次第・その技・振りなどは大名行列の様をかいまみる事のできる、珍しい民俗行事と言われている。
 御幸行列は、毎年9年15日に行われる、江戸時代から続く伝統の例大祭である。
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2007/4/9


防府天満宮御神幸祭 Houfu-tenmangu-gojinkousai 

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 防府天満宮御神幸祭は、毎年11月、山口県防府市、防府天満宮で行われる祭事である。
 菅原道真公が、防府に立ち寄った際に送迎を行ったことが起源とされ、別名を裸坊祭とも言われる。
 これは、祭事に供奉が許されなかった民衆が参加したいと願い、裸になり精進潔斎することで参加を許されたことが始まりである。
 天満宮の拝殿で開始され、雪崩れ込んだ裸坊により、御分霊が行われた先頭神輿、第二神輿、御網代輿が引き出され、参道の大石段を滑り落とす。同時に裸坊が駆け下り、触れれば所願が叶うとする御網代輿に触れようと争う。
 石段を降りた神輿は、御旅所を巡り、再び石段を上り天満宮への宮入を果たし、最後に大きな掛け声の一本閉めを行い、祭りを終える。
 勇壮極まる防府の秋祭りとして、多くの参加者を呼んでいる。
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