NIPPON Kichi - 日本吉

2007/2/20

金城次郎(人間国宝) Kinjo Jirou 

Jp


 1912年、沖縄県生まれ。琉球陶器の伝統工芸士であり、人間国宝である。
 24年、新垣栄徳の製陶所へ入所し、陶器見習工となる。55年、第29回国展に初入選(以後連続入選)。71年、第1回日本陶芸展に入選する。
 壺屋に生まれ、壺屋焼の伝統をもとに天性の資質を花開かせた。普段使いの焼物作りに主眼をおき、多彩な技法を駆使して独特な作品を作り出す。
 好んで描いた魚の図案について「沖縄は島国で周囲は海だからね。海の生物をテーマにした」「写実ではなく自然だよ」と、語る。
 線彫り技法から生まれる魚文や海老文は、力強さと躍動感に溢れ、真骨頂とも言えるものであった。
 85年、人間国宝に認定される。93年、勲四等瑞宝章受賞。
 2004年、沖縄を代表する陶工のまま、92歳で天寿を全うする。

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住所
沖縄県
名前
金城次郎




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