NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/24

若胡子屋跡 Wakaebisuya-ato 

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 若胡子屋跡(わかえびすやあと)は、広島県呉市豊町御手洗にある江戸時代の茶屋跡である。
 寛文年間(1661〜73)以来、御手洗は沖乗り航路の要衝にあり、港町として繁栄した。
 これに伴って遊楽施設も整備され、数軒の茶屋が営まれた。中でも享保九(1724)年に公認された若胡子屋は、いつでも99人の遊女を抱えるほどの繁盛振りであったと言われている。
 入母屋造りの二階建てで、本瓦葺きの建物はよく旧観を維持しており、2階の部屋には遊客の落書きや、かむろの手形などが残されている。
 裏庭の五色の小石で築いた塀や、離れ座敷にある屋久杉の天井板、土塀などからも、当時の華やかな様子が伝わってくる。
 若胡子屋跡は、今でも当時の面影が残る建築物である。

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住所
734-0302広島県呉市豊町御手洗
名前
若胡子屋跡
電話
0846-67-2278




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