NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/29


四半的矢 Shihanmato-ya 

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 四半的(しはんまと)、正式には四半的弓道という。宮崎県日南市にあった飫肥藩(おびはん)に伝わっていた武道弓技である。四〇〇年の歴史を持つ。
 特徴としては標的の直径が4寸5分(約13.6センチ)、弓矢の長さが4尺5寸(約1.36メートル)、標的までの距離が4間半(約8.2メートル)と、4と5の数字を基準としたルールになっており、正座姿勢の状態で弓を射る。
 現在では弓技スポーツとして鹿児島県や熊本県にも広がり、競技大会も数多く開催される。
 競技内容は4間半の距離で的を射て当たりを競い合うというもの。矢を10射して3回、合計30射の当たり本数で勝敗が決められる、団体戦、個人戦がある。
 競技に使用される矢は高山に自生するクマザサを長期間乾燥させた後、火であぶり、微妙な色合いを出したものがつかわれる。竹の素朴さを生かした優れた工芸品でもある。
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2007/2/15


猿回し Saru-mawashi Monkey Show

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 猿回しは猿を使い芸を見せる大道芸の一つである。
 起源は古く、インドから中国に伝わり、日本に伝来した。猿は馬の守護者とされ、武士にとって大切な馬を守るための祈祷に使われた。厩(うまや)に猿が飼われ、将軍家にも猿回しが仕えたという。
 また猿は「去る」と通じて、災いを取り除くと信じられて、正月や祭りの際の芸として各地を回り、芸を披露した。
 芸の種類は多く、人間の姿を真似させる「正座」「気をつけ」「反省」や、綱渡り、輪くぐり、竹馬などの軽業がある。
 昭和三十八(1963)年に最後の猿回し師が引退し、一時消滅したが、昭和五十二(77)年に「周防猿まわしの会」が復活、山口県光市の無形民族文化財として芸を今に伝えている。
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