NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


伊佐沢の久保桜 Isazawa-no-kubozakura The Kubo Cherry Tree of Isazawa

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 山形県長井市上伊佐沢にある樹齢1200年の古桜。
 伊佐沢小学校のグランドの脇には、国の天然記念物に指定されている、エドヒガンという種の桜が立派にそびえている。幹周り9メートル、高さ16メートル。150年前には枝張りが63メートルもあったという記録が残っている。
 「久保桜」と呼ぶのは、昔この地が「窪」と呼ばれていたからである。
 それとは別に「お玉桜」とも呼ばれる。征夷大将軍であった坂上田村麻呂がこの地を訪れたとき、「お玉」という娘と恋に落ちた。しかし、帰国した田村のもとには、お玉が亡くなったとの知らせが届き、悲しんだ。田村はお玉を偲び桜を送って墓の傍に植えさせたのが、この桜であるという言い伝えがある。
 今でもお玉が将軍を想い続け、この桜に花をさかせているのだろうか。
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2007/1/12


八重山ミンサー Yaeyamaminsaa Yaeyama Minsa Fabric

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 八重山ミンサー(やえやまみんさー)は、ミンサー織りの一種である。沖縄県八重山諸島発祥で、藍の地に五つと四つの四角の絣模様が交互に配される、ムカデのような経縞が特徴の織物である。
 起源は17世紀以前で、ミンサーというのは、「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」から来たものである。
 五つと四つの絣の意味は、いつの(五つ)世(四)までも末永くと云われ、1本1本心を込めて織り、愛する人に思いを託した女性の愛のしるしでもあった。
 八重山ミンサーは木綿糸で織られており、糸は、野山に自生する植物染料などで南国的な自然の色合いに染め上げられる。男性用の帯をはじめ、女性用の帯、ネクタイ、袋物地なども織られている。
 染めは基本的に藍の一色であり、模様の白と紺との鮮やかなコントラストが美しい織物である。
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