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2008/5/2


爪楊枝 Tsuma-youji 

Jp

 爪楊枝(つまようじ)は、主に歯を清潔に保つために用いられる先の尖っている、あまり長くない木製の細い棒である。
 古来では楊柳(ようりゅう)が素材として用いられていた為、楊枝と呼ばれ、先端を意味する爪が付くようになったといわれる。
 現在では、国内においては白樺(しらかば)が原材料として多く用いられ、近年では、合成樹脂などの製品も見られる。
 その起源は定かでないが、一〇万年前のネアンデルタール人の歯の化石から、楊枝のようなものを使用した痕跡が見つかっているという。
 日本には、奈良時代に仏教が伝来した際に伝わったといわれ、先端を硬いもので砕き、毛筆状にして歯ブラシのように使用する房楊枝(ふさようじ)と、先端を尖らせたものと二種類あったという。
 繰り返し使用することを前提にした高級品などが世界中に存在し、日本では末端を「こけし」に似せ、凹凸の飾りが付けられていることが多いという。
 一本あれば何かと重宝する、食卓における名脇役である。
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