NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/11


岡山 三味線餅つき Okayama Shamisen-mochitsuki Okayama Shamisen-mochitsuki

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 中国地方一帯には、「三味線餅つき」という伝統行事が残っている。
 その由来は地方によりさまざまであるが、共通しているのは「祝事」「神事」などがきっかけとなり、世の時世とともに、賑やかな祭りに変化したものである。
 岡山県岡山市吉備津には、吉備津神社がある。「吉備津彦命」を祭った歴史ある神社ではその昔、例祭として江戸や京の都から千両役者が来て、宮内芝居など興行が行われた。祝い事には、祝餅をついて神前に供えていた行事があったが、この芸能色豊な神社で生まれた達者な芸人たちが、三味線、太鼓のリズムを取り入れ独自の祝い事を行なったのが始りとされている。
 この神社では、一時は途絶えてしまったが、昭和10年代後半に保存会が発足。現在に引き継がれている。
 正月三が日には、神社境内で「お福餅」として参拝者に配られ、喜ばれている。
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2007/1/9


京の神祇装束調度品 Kyono-shingishozoku-chodohin Kyoto Ceremonial Objects and Costumes

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 祭祀や祭礼に使う調度や衣装(装束)のことを「神祗装束調度品」と呼ぶ。大きく分けると神具と装束のふたつがあり、神具として三方や神殿などの木具類、鏡類、旗、幕、雅楽器などがあり、装束には衣冠、狩衣、その付属品がある。京都ではこれら工芸品の全国の85%を供給している。
 神祗装束調度品はいずれも少量生産、大部分が手作りである。京都は明治維新まで皇室の所在地であり、各種の式典、行事も多く、古くから神社の神事も盛んであったため、それらの調度品や装束などを作る専門家を多数必要としたのである。伊勢神宮の御遷宮調度師として名高い坂本家が世に出たのは江戸の中期だったが、それ以前から京都の神具は全国に先んじて発達していた。現代においても、神式の結婚式や伝統行事が復活する傾向にあり、神祗装束調度品の需要は今後も増えると見られ、後継者の育成に業界を上げて研鑽しているという。
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