NIPPON Kichi - 日本吉

記事数24件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/9/26


石清水八幡宮 Iwashimizu-hachimanguu 

Jp

 石清水(いわしみず)八幡宮は、九州の宇佐神宮、関東の鶴岡八幡宮とともに全国でも代表的な八幡宮である。
 貞観元(859)年、奈良大安寺の僧・行教(ぎょうきょう)が、大分県にある宇佐八幡宮の分霊をこの地に祀ったのが始まりである。
 御祭神は応神(おうじん)天皇・神功(じんぐう)皇后・比咩大神(ひめおおかみ)の三柱で、この神々を総称して八幡三所大神と呼んでいる。
 当時、全国の武士は八幡三所大神を武の神、弓矢の神として崇めていた。このことから八幡三所大神を氏神として仰ぎ、全国に数多くの八幡宮を祀ったといわれる。
 楼門をくぐると、奥に舞殿、幣殿、本殿が建っている。これらの現存する建物は、寛永一一(1634)年、徳川三代将軍家光によって造営され、重要文化財に指定されている。
 本殿は桧皮葺きで、前後二棟で構成される「八幡造り」という建築様式である。本殿をはじめ建物には丹漆塗りが施されており、左甚五郎など当時の名匠による極彩色の彫刻が刻まれている。 
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




箱崎八幡神社 Hakozaki-hachiman-jinja 

Jp

 鹿児島県出水市(いずみし)にある箱崎(はこざき)八幡神社は、日本一の大鈴があることで知られ、主祭神は応神天皇である。
 その昔、島津家の始祖・島津忠久が、鎌倉より下向の途中、博多の沖で逆風により船が難破しそうになった。筥崎宮に請願したところ難を免れ、無事に山門院野田に着船できたことから、当社を勧請したと伝えられる。
 神門に吊り下がる鈴が、日本一の黄金色の大鈴で、高さは四メートル、直径三、四メートル、重さが五トンもある。青銅製で、表面は総金箔張りの豪華なものである。伊勢神宮御鎮座二千年・今上天皇御即位一〇年の記念事業として、平成一〇(1998)年に竣工された。「成せば成(鳴)る。大願成就の大鈴」という説明が掲示してある。
 出水市は、鶴の飛来地で知らているため、大鈴には鶴八羽が浮き彫りにされている。この地に飛来する鶴は、数や種類が多く、特別天然記念物に指定されている。
 また、この神社には、直径一.五ミリメートルの「日本一小さい鈴」も展示されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/29


六條八幡神社 三重塔 Rokujou-hachiman-jinja Sanjuu-no-tou 

Jp

 六條八幡神社は、兵庫県神戸市北区にある神社である。祭神は応神天皇で、平安時代の長徳元(995)年、基灯法師の創建と伝えられる。
 三重塔は、室町時代の文正元(1466)年、神社の世話役であり、この地方の有力者であった鷲尾綱貞により建立された。
 緑の木々を背景に、やわらかな桧皮葺と上層を区切る細縁の手すりなど、優美な姿で建っている。軒先の強い反りや、上層になる程小さくなる形に室町中期の特徴が見られ、国の重要文化財に指定されている。
 仏教建築である塔が神社にあるのは、神仏混淆の名残りといえる。秋には紅葉をバックにした姿も素晴らしい、歴史ある建築物である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/26


三谷祭 Miya-matsuri 

Jp

 三谷祭(みやまつり)は、愛知県蒲郡市三谷町の八劔(やつるぎ)神社と若宮神社にて毎年10月第3または第4土・日曜日に行われている例大祭である。市の指定無形民俗文化財である。
 八劔神社の祭神は、日本武尊。若宮神社の祭神は、応神天皇で、祭りでは2つの神社の間を「山車(やま)」と呼ばれる美しく巨大な車を、氏子の大勢の男性が力強く引き回し練り歩く。
 かつては道路が狭く、大きな山車が通る事が出来ず、海岸を通らねば渡御出来なかった事から始まったとされる海中渡御(かいちゅうとぎょ)が最大の見せ場となっている。
 海中渡御では、4台の山車が氏子に引かれながら300mに渡って海を進む、迫力ある光景を見ることができる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/7/24


福岡 香椎宮 Fukuoka Kashii-guu 

Jp

 福岡県福岡市東区に鎮座する香椎宮(かしいぐう)は、伊勢神宮、岩清水八幡宮、気比神宮とともに本朝四所の一つである。また10年に一度天皇の勅使が遣される勅祭社でもある。
 建立は聖武天皇の神亀元(724)年、祭神は新羅の征伐と熊襲の平定に尽力した仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)そして応神天皇、住吉大神である。
 神社は市の中心部に位置しながら樹木の森に囲まれ、不思議な静けさと格式の高い神聖さを漂わせている。正面の立派な楼門の扉には菊の紋章が彫られ、境内には神功皇后が植えられたという御神木の綾杉がそびえたち、朱色の拝殿、本殿へと続く。現在の建物は享和元(1801)年筑前藩主の黒田斉清(くろだなりきよ)が再建したものである。
 香椎宮は不老水の湧き出る神社としても有名である。大臣であった武内宿禰(たけうちのすくね)は、仲哀天皇と神功皇后の食事にこの水を使い、自らの食事にも使ったので300歳まで生きたと伝えられている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/5/20


藤崎八幡宮秋季例大祭 Fujisaki-hachimangu-syuukireitaisai 

Jp

 藤崎八幡宮(ふじさきはちまんぐう)は、熊本県熊本市井川淵町にある神社である。祭神は応神天皇、神功皇后、住吉三神。
 承平五(935)年、敕願により藤原純友(ふじわらのすみただ)の乱の追討と九州鎮護の為、宮崎庄の茶臼山に石清水八幡宮から勧請を受けて創建され、熊本の総鎮守として信仰を集めた。
 秋季例大祭(しゅうきれいたいさい)は、毎年九月の第三月曜日をその最終日とする五日間で行われている例祭である。
 放生会(ほうじょうえ)といって、捕らえていた生き物を解放したのが祭りの起源とされる。
 牛車にひかれた神輿、鎧をきた随兵と、槍を持つ陣笠、威勢のいい馬追い行列があり、「ドーカイ、ドーカイ」という掛け声と、ラッパなどの鳴り物で賑やかに行進しながら、熊本市内を練り歩く。
 藤崎八幡宮秋季例大祭は、伝統ある華やかな祭りである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/22


日牟禮八幡宮 Himure-hachiman-guu Himure Hachimangu Shrine

Jp En

 滋賀県近江八幡市宮内町にある由緒ある神社。
 第一三代成務天皇が高穴穂宮で即位した時に、武内宿禰(たけうちのすくね)に命じて造らせたと伝えられている。 
 日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)の名は、第一五代応神天皇が近江に出向かれた際、ここに御座所が設けられ、この場所から日輪の輪が二つ見えるとのことから、後に祠を建て「日群之社八幡宮(ひむれのやしろはちまんぐう)」と名付けられた。その後、持統天皇の時に藤原不比等が参拝し、詠んだ和歌に因んで比牟礼社と改められた。また、日牟礼とは、古代豪族の和珥氏(わにうじ)の祖である日觸使主の日觸(ひむれ)の転とする説がある。
 日牟禮八幡宮は、武神として崇敬され、蒙古襲来時の朝廷からの奉幣や、足利氏、徳川氏をはじめ戦国時代の名だたる武将たちも参拝し、関が原の戦の後には、家康も参詣している。
 昭和四一(1966)年日牟礼八幡宮と改称。
 神庫には数多くの重要文化財が保管されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/13


土呂八幡宮 Toro-hachiman-guu Toro Hachimangu Shrine

Jp En

 土呂八幡宮(とろはちまんぐう)は、愛知県岡崎市福岡町南御坊山にある神社である。祭神は、応神天皇、ほか四柱。
 奈良末期~平安初期に京都から下ってきた神官によって創建され、末社、随身門、神宮寺を伴っていたと言われる。
 しかし永禄七(1563)年頃の三河一向一揆の際に焼失し、記録などが失われた。
 その後、徳川家康の命で石川数正によって再建され、焼失した本殿・拝殿は元和五(1619)年、代官・畔柳寿学(くろやなぎじゅがく)が、伊勢の大工・河北次郎兵衛定守に命じて再建されたと言われている。
 社殿は、三間社流造、桧皮葺で古風な形式を残しており、国の重要文化財に指定されている。
 土呂八幡宮は、戦乱の世から崇敬され続ける歴史ある古社である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数24件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter