NIPPON Kichi - 日本吉

2007/5/2

尿前の関跡の碑 Shitomaeno-sekiatonohi 

Jp


 尿前の関跡の碑(しとまえのせきあとのひ)は、宮城県大崎市鳴子温泉尿前にある石碑である。
 現在、尿前の関跡にはわずかに石垣が残るのみであるが、その左手山際には自然石の芭蕉句碑が建っており、そこには芭蕉が詠んだという「蚤虱
 馬の尿する
 枕もと」という句が刻まれている。
 鎌倉時代初期、奥州平泉へ逃れる源義経一行は、亀割山で生まれた亀若丸を伴って出羽街道を東へ向かった。その亀若丸がはじめて尿をした場所が地名となり、江戸時代には山形に通じる関所が出来て、尿前の関と呼ばれるようになった。
 明和五(1768)年、松尾芭蕉は義経伝説をたどってここを訪れ、句碑の句を詠んだという。
 尿前の関跡の碑は、義経と芭蕉という伝承の多い二人が繋がる、歴史的な場所である。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
989-6827宮城県大崎市鳴子温泉尿前
名前
尿前の関跡の碑
電話
0229-82-2102




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter