NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


安楽寺八角三重塔(国宝) Anraku-ji Hakkakusanjuu-no-toh Anrakuji Temple Pagoda

Jp En

 信州上田、夫神岳(おがみだけ)の山道を覆う松林の中に、その塔はある。
 この地にある安楽寺は、平安時代初頭に創立されたといわれるが、鎌倉時代以前の歴史ははっきりとしない。その中でも、この塔はもっとも古いものである。現存する八角塔としては唯一のもので、かつ禅宗様の三重塔としても大変稀有なものとされる。
 全高18.75m、その印象的な八角の屋根の内には、詰組(つめぐみ)や扇垂木(おおぎたるき)など、細部にいたるまで禅宗様の建築様式が見られ、仏壇までもが八角の形で造られている。にもかかわらず、禅宗では珍しい大日如来像が安置されており、その点でも注目に値する。
 全体が四重塔に見えるが、一番下の屋根は一層の裳層(もこし)とよばれる庇である。
 1947年、長野県内の建造物としては初めて、松本城とともに国宝指定された。
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2007/1/5


権現滝 Gongendaki Gongen Waterfall

Jp En

 長野県須坂市にある滝、「権現滝」。その迫力ある雄大な景観から、「日本の滝百選」にも選ばれている。
 根子岳と四阿山(あずまやさん)をそれぞれの源流とし、四阿火山によってできた板状、柱状節理の断崖を落下する落差38メートルの滝、不動滝と併せて「米子大爆布」と呼ぶ。静寂な谷あいに轟音をたてて流れ落ちる様は、まさに「秘境」の趣を呈している。
 不動滝と権現滝は合せて「夫婦滝」とも呼ばれる。不動滝の水量が少なく霧状に流れ落ちる姿が女性的なイメージなのに対して、権現滝は轟音とともに豪快に落ちる男性的な直爆。最近では「恋人滝」とも言われている。「米子鉱山跡地」から「あずまや」にかけては、このふたつの滝を同時に眺めることができ、絶好のビューポイントとなっている。
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