NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/3/13


蜻蛉の滝 Seirei-no-taki The Seirei Water fall

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 蜻蛉の滝(せいれいのたき)は、奈良県吉野郡川上村大滝にある落差50mの滝である。
 滝は、標高858メートルの青根ケ峰を源とする音無川にかかり、滝の水は吉野川、紀ノ川をへて紀伊水道にそそいでいる。
 雄略天皇がこの地にて獣狩りを楽しんだ際、天皇の臂に突然大きなアブが飛んできて喰いついた。
 ところが、何処からともなく現われたトンボがそのアブを噛み殺したので、天皇は大いに褒め称え、以来、この地を蜻蛉野(あきつの)と呼ぶ事にしたという。
 蜻蛉とは、トンボの事である。トンボの名にちなみ、この滝も蜻蛉の滝と呼ばれた。
 滝の飛沫が太陽に映じて常に虹を作っていることから、この付近は別名・虹光(にじっこう)といわれている。
 蜻蛉の滝は、古く万葉集にも記述されている、歴史ある名瀑である。
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2007/2/14


一言主神社 Hitokoto-nushi-jinjya Hitokotonushi Shrine

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 一言主神社は奈良県御所市、葛城山に位置する神社である。
 正しくは「葛城坐一言主神社」と言い、一言主大神を祭神に奉る神社の総本社にあたる。
 一言主大神は雄略天皇が葛城山に登った際に現れ、天皇の問いに「吾は悪事も一言、善事も一言、言離の神、葛城の一言主の大神なり」と答え、天皇から武器、衣服を献上されたと言う。
 地元では一言だけ願いを聞いてくれる「一言さん」として広く親しまれている。
 境内には「乳銀杏」と呼ばれる樹齢1200年の大銀杏がそびえる。御神木でもあるこの銀杏には子宝に恵まれ、乳の出が良くなると言う伝説があり、参拝客が絶えない。
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2007/1/23


多度大社 Tado-taisha Tado Taisha Shrine

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 多度大社(たどたいしゃ)は、三重県桑名市多度町にある神社である。祭神は天照大神の第3子、天津彦根命。
 主祭神が天照大神の御子という事もあり伊勢神宮との関係が深く、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」とも詠われた。俗に、北伊勢大神宮・多度大神宮などともいわれる。
 本宮である多度神社の他、別宮一目連神社(祭神・天目一箇命)・摂社・末社を合わせて多度大社と呼ぶ。
 古来より標高403mの多度山が神体山として信仰され、古代祭祀を物語る磐座が山の中腹にある。五世紀後半、雄略天皇の頃に社殿が創建されたと伝えられる。
 1571年、織田信長の焼き打ちに遭うが、1605年、本多忠勝により再建される。多度峡重要文化財「神宮寺伽藍縁起並資財帳」他、7つの文化財を所持。
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2007/1/18


都久夫須麻神社 Tukuhushima-jinjya Tsukubusuma Shrine

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 滋賀県長浜市、琵琶湖北部に浮かぶ周囲2kmの竹生島にある神社。竹生島神社(ちくぶじまじんじゃ)ともいう。
 雄略天皇三年(420)年に浅井姫命を祀る小祠が作られたのに始まる。「近江国風土記」に、夷服岳(伊吹山)の多多美比古命が、姪にあたる浅井岳(金糞岳)の浅井姫命と高さ比べをし、負けた多多美比古命が怒って浅井姫命の首を斬ったところ、湖に落ちた首が竹生島になったという記述がある。首が沈む時に「都布都布(つふつふ)」という音がしたので「都布失島」という名前になったとも、最初に生えたのが竹であったことから「竹生島」という名前になったともいう。
 「日本三大弁財天」の一つ。日本最古の弁財天とも言われる。
 常行殿拝殿は琵琶湖に面する景勝地にあり、眼下の断崖上に竜神拝所がある。ここから土器を海に投げると願いが竜神により成就されるという「かわらけ投げ」という風習が残る。
 本殿は国宝に指定されている。
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