NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/15


梁 Hari Hari

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 梁とは木造建築における構造材で、柱と柱をつなぐ水平の材料。
 一般に梁間方向とは、建物の奥行きのことであり、単位は「間(けん)」で表す。1間は約1、8182mに相当。
 木造建築以外でも、梁の役割をする部分は、構造上非常に重要な場所である。
 この構造をもつ建物の歴史は、かなり古くから存在する。現存する古代の歴史的建造物をみると、「木」の自然湾曲をそのまま使用した、はだかの梁を見ることがある。加工せず、そのままの湾曲した「木」を使うことは、高い強度を維持することができる。
 現代人にとっては「アート」としての魅力も持ち合わせ、構造上の役目をもたない、梁のモチーフをあえて天井に付け、意匠として使用されることも多い。
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2007/1/10


北山丸太 Kitayamamaruta Kitayama Log

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 数奇屋造りには、北山杉が必ずといっていいほど使われているという。京都洛北の中川地区を中心に製造されている杉丸太の総称であり、京が誇る銘木である。
 北山丸太は材質が緻密で木肌が滑らかで光沢があるのが特徴だ。また、木肌の色が美しく、変色しにくく、割れにくいなど数々の特質を備え、多くの建築家やお茶人、文化人に愛されてきた。
 北山丸太の歴史は室町時代に遡り、茶道の興隆とともに現代まで六百年、脈々と受け継がれてきた。杉の木肌を痛めずに如何に育て製品化するかという一点に多大な労力をかけ、様々な工夫と努力が凝らされている。苗木の選定から植林、枝打ち、下草刈り、伐採にいたるまで一本一本心を込めて生産される。今日の北山林業の繁栄は、こうした先覚者のたゆまぬ情熱によりもたらされたのである。
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