NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/9


江戸刺繍 Edoshisyuu 

Jp

 日本で刺繍が行われるようになったのは飛鳥時代のこと。中国から仏教が伝来し、金銅仏と並び刺繍による仏像、いわゆる繍仏(しゅうぶつ)が多数作られたのが始まりである。
 平安時代、公家社会が発達するにつれ、男子の束帯や女性の十二単衣(ひとえ)などの衣類に刺繍が登場し、安土桃山時代になると染めに刺繍を入れた相互性刺繍が多くなり、更に、装飾性を増していくようになる。
 江戸時代中期、天下太平の下で経済力をつけた町民階級が台頭し、あらゆる染色技術に刺繍も加えて絢爛豪華な着物を次々と生みだした。
 江戸の繁栄とともに江戸刺繍は隆盛を続け、当時、刺繍職人は繍箔師(ぬいはくし).縫物師(ぬいものし)とよばれた。
 江戸刺繍は図柄を置くときに空間を楽しむような刺繍の入れ方をするのが特色である。
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2008/8/8


摺箔 Surihaku 

Jp

 摺箔(すりはく)は、日本に伝わる、衣類の装飾技法のひとつである。
 金箔と接着剤を用いた印金(いんきん)と呼ばれる技術の一種で、金彩加工による装飾法である。
 室町時代中期から江戸時代前期にかけて、小袖に多く用いられたが、隆盛をみたのは桃山時代以降で、辻が花(つじがはな)、繍箔(ぬいはく)、唐織(からおり)とともにこの時代を代表する技法であった。
 しかし、江戸時代に入り手間がかかる事から、友禅染にとってかわられた。
 技法は、布の表面の文様に糊を置き、糊の乾かないうちに金箔や銀箔を載せて綿で押さえて付着させ、乾いてから余分な箔を落としてゆくというもので、熟練の技が必要とされる。
 摺箔は、能の女役が着用する着付としても知られる、衣類の装飾技法である。
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