NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/15


機滝 Hata-daki 

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 四国中央市のほぼ中央部に、標高1453mの赤星山がある。この山を源流として土居町を南北に瀬戸内海へ流れ込む大地川は、皇子渓谷または赤星ラインと呼ばれ、大小7本の滝が様々な表情を見せ、四季折々の渓谷美で訪れる人々を楽しませている。
 「機滝(はただき)」は、その最も下流にある滝。松山自動車道土居IC付近の国道11号線から、赤星山登山口の標識に従い林道を車で10分ほど走ると、終点の駐車場に到着する。そこからは徒歩で、やや険しい皇子渓谷の沢沿いの道を40分ほど上れば、機滝にたどり着く。高さ17m、幅20mの広い岩壁から落下する4筋の滝は、その名の通り、機織り糸のようで美しい。立ち上がる水煙は靄(もや)となって辺りを漂い、幻想的な雰囲気をかもし出す。
 機滝のすぐ上流には紅葉滝と布引滝が連続してあり、さらに上流の稲妻滝、千丈滝、中折滝、そして最終の天竜滝へと続く。
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2007/9/14


行縢神社 Mukabaki-jinja Mukabaki Shrine

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 行縢神社(むかばきじんじゃ)は、行縢山の南東にあり、養老二(718)年に創建された。紀州の熊野大社の分霊が祀られ、祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)伊邪那美命(いざなみのみこと)日本武尊(やまとたけるのみこと)で行縢嶽三所大権現と名乗り、日向の代々藩主の崇拝が厚かった。
 行縢山は宮崎県の北部にあり、標高八三一メートルの山である。遠くから見ると屏風ような形をしている岩壁が見事な山である。
 日本武尊が熊襲征討の折、山の形が行縢(むかばき)に似ていると仰せられ、行縢山の名がついたと伝えられている。行縢とは、毛皮で作られた、腰から脚にかけて着用するものである。
 広い神域は樹木におおわれ、その間に本殿がひっそりと建っている。境内から行縢山の登山口が伸びている。
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2007/9/10


高千穂河原 Takachiho-gawara Takachiho-gawara

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 高千穂河原は、鹿児島県霧島市の霧島連峰にある、かつて霧島神宮が建っていた場所である。
 初め霧島神宮は高千穂峰と御鉢の間にあったが、1400年前の噴火により消失し、この地に再建された。しかし、それも1000年前の噴火のため燃えてしまい、その後、他の場所へ移された。現在は、宮跡が祀られている。
 高千穂峰の西麓にあたる登山口でもあり、登山道を兼ねた遊歩道周辺にはアカマツ林やミヤマキリシマが群生する。
 高千穂河原から見る高千穂の峰は急角度で空を突き、神秘的な山肌も鮮明に見えて、まさに霊峰の雰囲気である。
 高千穂峰の頂は天孫降臨の地であり、高千穂河原は山頂に降りた神々の古宮址とも呼ばれ、毎年11月10日には日没とともに、天孫降臨記念祭が行われている。
 高千穂河原は、古い歴史を持つ伝説の土地である。
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2007/9/7


船形山 Funagata-yama 

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 船形山(ふながたやま)は宮城県と山形県の県境にあるブナに囲まれた静かな山で、日本二〇〇名山にも選ばれている。
 標高は一五〇〇メートル、鬱蒼としたブナ林が続く原始の森で、付近には珍しい花や多くの高山植物が生息している。
 登山口までは車で行くことが出来るが、なかなか険しい道の連続である。入口付近には、近く寄ることは出来ないが、遠望できる見事な船形大滝(ふながたおおたき)、そして山頂までの道程には宮城一美しい、といわれる鈴沼(すずぬま)、旧火口跡と云われる湯谷地(ゆやぢ)、蛇ヶ岳(じゃがだけ)の湿原など見所は多い。
 山頂には小さいながら、船形神社がひっそりと鎮座している。辺りには山形側に月山など、船形連峰の山々を一大パノラマのように見ることができる。
 
 
 
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2007/8/27


富士見 赤城神社 Fujimi Akagi-jinja Akagi Shrine in Fujimi

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 富士見の赤城神社は、群馬県勢多郡富士見村にある神社である。祭神は、赤城大明神(赤城山)、大国主命、磐筒男神、磐筒女神経津主神。上野国二宮の論社のひとつ。
 神社の創建される昔から赤城山と湖は神格化され自然崇拝の対象となっており、神社の創建年代は不明である。
 大同元(806)年、赤城神社は元の地より、大沼南の水辺に遷宮された。以後、大洞赤城神社の名で親しまれ、江戸期には幕府に保護され、篤く信仰された。
 各地に分社が勧請されており、赤城山登山口に建つ鳥居は、村人たちにより奉納された物である。
 寛永一九(1642)年、徳川家光の命により建築された社殿は、昭和四五(1970)年、小鳥ヶ島に移し、再建された。
 赤城神社は、古代より山岳信仰にて崇敬される社である。
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2007/8/9


やけ滝 Yake-taki 

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 愛媛県宇和島市の南部、高知県との県境にそびえる篠山(ささやま)は足摺宇和海国立公園に指定されており、標高1065メートルの霊峰として知られている。春にはアケボノツツジの名所として人気がある。この山を源にして流れている祓川(はらいがわ)の上流にあるのが「やけ滝」である。周辺一帯は祓川渓谷として知られている。
 滝の落差は18メートル、幅3メートルあり、岩肌が焼けただれたような色になっていることからその名がついたと言われている。
 この祓川渓谷の山間に、ひっそりと佇む秘湯、祓川温泉がある。宝暦二(1752)年に篠山権現の霊夢によって教えられた泉である。
 やけ滝の近くに篠山への登山口があり、秋にかけては紅葉狩りやきのこ狩りの登山客で賑わう。
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2007/8/3


可愛岳 Eno-dake Mt. Enodake

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 可愛岳(えのだけ)は、宮崎県東臼杵郡北川町から延岡市にまたがる標高728mの山である。
 延岡市内から北を眺めれば、どこからでもその雄姿を正面に見ることが出来、山頂からの見晴らしも良く、千丈覗(せんじょうのぞき)からの海側も絶景とされる。
 西郷隆盛率いる薩摩軍の「可愛岳突破」で有名な、東西に長い山頂部を持つ花崗岩の岩山で、登山口には、西南の役で和田越えの戦いに敗れた西郷軍が最後の軍議を開いた屋敷が、西郷隆盛宿陣跡資料館として残っている。
 小さな滝のある水飲み場、巨岩巨石に古い石垣跡の前屋敷などがあり、山頂の鉾岩はニニギノミコトの御陵とされ、崇神天皇の御代に社殿をここに建て、可愛山大権現社と称した。
 毎年11月3日に日本一遅い山開きがあり、福岡、大分方面からの参加者で大いに賑わう。
 可愛岳は、西郷隆盛に縁の深い自然豊かな山である。
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2007/8/2


延岡市 比叡山 Nobeoka-shi Hiei-zan Mt. Hiei in Nobeoka

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 延岡市(のべおかし)の比叡山(ひえいざん)は、宮崎県延岡市北方町西部にそびえる標高918mの山である。国の特別史跡名勝に指定されている。
 西側は深いV字の谷で、山腹から大岩壁が川底へと落ち込んでいる。一枚岩の花崗岩が連なり、中国の山水画を思わせるような展望が広がる。
 山頂は3つの峰からなっており、登山口は千畳敷岩となるユニークな広い岩である。
 ロッククライミングの名所として全国に知られており、多くのクライマーが訪れる。
 周辺は自然林に恵まれており、5月上旬頃にはアケボノツツジやミツバツツジなどが登山道そばに咲き乱れ、秋には紅葉の名所としても知られる。
 延岡市の比叡山は、幽玄の地を思わせる景観を誇る景勝地である。
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