NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/26


イワオヌプリ Iwaonupuri Mt. Iwaonupuri

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 北海道ニセコアンヌプリ火山群
のひとつ、イワオヌプリ(硫黄山)。標高1116mと低い山ながら、山頂からの絶景が評判を呼び、手軽な登山ができる山としてハイカーたちに人気だ。
 山頂まではわずか1時間と、登山では初級者向けの山である。登山開始直後の上り坂がややきついが、登りきると平坦な道が続く。途中、名もない沼やコケモモなどの植物があり、自然の息吹を感じながら歩くことができる。30分ほどで視界が開け、山頂が見えてくる。山頂からは、360度の展望が開け、目の前にアンヌプリが鎮座、その左側には倶知安の田園風景、ワイススキー場、ニセコ大沼と、晴れやかな光景が眼下に広がる。
 イワオヌプリは紅葉の季節が美しい。燃えるような赤と鮮やかな黄色が織り成す眺めは錦絵のようだ。また、冬にはスキートレッキングのメッカとして、上級スキーヤーたちが大勢訪れる。
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2007/10/24


サロベツ原野 Sarobetsu-genya The Sarobetsu-genya Moor

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サロベツ原野はサロベツ川の流域にあり、面積約23000haにも及ぶ、日本有数の広大な湿地である。利尻礼文サロベツ国立公園に属する。
 湿原の中央に位置する原生花園では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや、可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々が観察できる。湿原の顔、エゾカンゾウは、初夏にたった2日間しか開花しない大変希少な花である、見られるかどうかは運に任せよう。
 また、サロベツ原野は野鳥の宝庫としても有名。晩秋の時期には、オオヒシクイなど南へ渡る渡り鳥を始め、タンチョウも姿を見せる。冬を迎えるとオジロワシがロシアからやってくる。
 動植物を守り育むサロベツ原野は、私たちにも安らぎを与えてくれるかけがえのない場所である。
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2007/7/31


北海道 鏡沼 Hokkaido Kagami-numa 

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 鏡沼は、北海道のニセコアンヌプリの北斜面にある、鏡のように静かな円形の沼。
 周囲は高山植物の宝庫で、夏にはワタスゲやツルコケモモ、ホロムイイチゴ、イソツツジなどが群生を作る。紅葉の時期も素晴らしく、名前の通り鏡のような澄み切った沼に周りの景色が映り、息を飲むほど美しい。
 地元ではこの世の楽園と呼ばれ、神秘的な眺めと高山植物の美しさは折り紙つき。一年を通して、湿原に敷かれた木道を散策する人々が絶えない。
 鏡沼は、手付かずの自然を楽しめる、これからも大切に守っていきたい北の大地の宝物である。
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2007/7/30


コムケ湖 Komuke-ko Lake Komuke

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 「コムケ湖」はオホーツク海に面した丘陵地帯にあり、10km程東にあるサロマ湖と同じ汽水湖である。アイヌ語で曲がっている沼を意味するコムケトーが名前の由来で、湖は大小三つに分かれ水路で繋がっている。
 夏、海岸線にはハマナスやコケモモが咲き、秋には真っ赤な絨毯を敷き詰めたかの様にサンゴソウ群落が赤く色付く。北側にはガンコウランの群生地として有名なコムケ原生花園もある。
 たくさんの野鳥が飛び交い賑やかな周辺は、春と秋になると渡り鳥たちが訪れ、ゆっくりと羽を休めている。鳥たちの種類はハクチョウやアオサギ、シギ、チドリ、ノゴマなど250種以上が確認されており、まさしく野鳥と野草の楽園となっている。
 夕暮れ時、豊かな水をたたえる湖と赤く染まった空が相まって、幻想的な情景を醸し出し心を和ませてくれる。
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2007/7/17


美幌峠 Bihoro-touge 

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 美幌(びほろ)峠は、北海道美幌町と弟子屈町の境にあり、525mの標高は阿寒国立公園随一の眺望を誇る。
 周辺には高山植物が豊富に植生し、春にはエゾアオイスミレ、夏はミヤマオダマキ、チシマフウロ、コケモモ、イワツツジなどが観察できる。
 美幌峠からの眺望は素晴らしく、眼下にはマリンブルーに輝く澄んだ屈斜路湖や網走湖、能取湖、サロマ湖が広がり、さらに晴れた日には、遠くに知床連峰や大雪の峰々が見渡せる。
 また、標高の高さと気象条件を利用して、美幌峠一帯ではパラグライダーやハングライダーなどスカイスポーツが盛ん。
 展望台には国民的歌手の美空ひばりさんが唄った「美幌峠」の歌碑が建っている。また、美幌峠は戦後大ヒットしたラジオドラマのクライマックスシーンの舞台としても有名である。
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2007/6/27


恵山高原 Esan-kougen 

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 恵山高原(えさんこうげん)は、北海道函館市の標高618mの恵山の中腹にある、標高300~400mの場所にある高原である。
 恵山は亀田半島東端に位置する活火山で、高原植物の宝庫であり、道立自然公園にも指定されている。
 恵山高原は、低い地帯には珍しくガンコウラン、コケモモ等を主体とした高山植物が見られ、林野庁の自然休養林に選定されている。
 高山植物群落と太平洋の眺望が素晴らしく、ツツジをはじめとして60種の高山植物が咲き乱れ、9月~10月には紅葉も美しい。
 散策コースや登山コースがあり、各所に展望台が設けられ、眼下に津軽海峡、遠くは青森県下北半島まで望める。
 また、ツツジの季節に開催される「恵山つつじまつり」は、自然を満喫できるイベントとして有名で、観光客を魅了してやまない。
 恵山高原は、ツツジの群生が見事な美しい高原である。
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2007/6/20


北海道 浮島湿原 Hokkaido Ukishima-shitsugen 

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 北海道の浮島湿原(うきしましつげん)は、北海道上川郡上川町にある標高約850m、面積22ヘクタールの湿原である。
 明治四一(1908)年に発見された、上川と紋別を隔てる天塩岳の東にある、渚滑川の源流の一つでもある湿原で、普通湿原は低い所に多いが、ここは珍しく高い所にあるのが特徴とされる。
 大小300もの沼があり、その沼の中に湿草原の根によって形成された70余りの島が浮かんでいるように見えるところから、浮島と呼ばれている。
 沼には山椒魚も生息しており、沼付近一帯にはコケモモ、チングルマ、モウセンゴケなどの高山植物が密集している。不思議なのは、わずか1mしか離れていない隣の沼の水位が違っている事である。
 浮島湿原は、幻想的な景観を持つ知られざる秘境である。
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2006/12/20


釧路湿原 Kushiro-shitsugen Kushiro Marsh

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 北海道東部、釧路市にある、我が国最大の湿原地。湿原自体が国の天然記念物であり、釧路湿原国立公園にも指定されている。国際的にも重要な湿地として認識され、湿原の保存に関する国際条約の「ラムサール条約」にも登録されている。
 明治時代に絶滅したとされたが、大正十三年、奇跡的にこの湿原で数羽が発見され、人の手によって保護されてきた特別天然記念物の「タンチョウ」(丹頂鶴)をはじめ、キタキツネやエゾジカの動物種、ツルコケモモ、クシロハナシノブなどの植物、イトウと呼ばれる魚類など2000種以上の動植物がこの湿原で息づく。
 湿原の8割が低層湿原(ヨシを代表とする、地下水と地表水によって涵養される湿原)で、谷地眼(やちまなこ)と呼ばれる落とし穴のような壺型の池が所々にある。直径は1m未満の小さな水溜りのようなものだか、中には深さは4mくらいのものもある。
 かつては、谷地とよばれ見向きもされなかったため、原自然の姿がそのまま守られた聖地である。
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