NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/6


目貫 Menuki 

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 目貫(めぬき)とは刀を止める目釘の表面を飾る金具である。目釘がないと刀身が柄から抜け出してしまうという重要な留め具の役割を果たしており、目貫とは大切、主要という意味もこめられている。そのため、現在でも、賑やかな繁華街や商店街をさし「めぬき通り」と称する言葉が残されている。
 元々は目釘と目貫は同一のものであり、刀において実用的なものであったが、その後、目釘とは別の「美しさを飾る」ものとして目釘の表面を飾る金具となっていった。江戸時代は多くの名人と呼ばれる金工が輩出され、彼らの手によって作られた装飾品としての目貫は、人々の間で流行し、親しまれることとなった。
 特に金工として有名なのは、織田信長や豊臣秀吉に信頼された「後藤家」があげられる。中でも四代目・後藤光乗(ごとうみつじょう)は名人金工として今日まで語りつがれ、彼の手がけた目貫は優れた金物として高い評価を残している。
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2007/4/26


帯留め Obi-dome 

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 帯がほどけないよう固定する金具、あるいは平打ちの紐につける留め細工のこと。
 江戸時代に芸者が男との契りを示すため、あるいは伊達を競うために根付や目貫などを用いて帯に用いたのが始まりといわれる。
 明治に入り、廃刀令により刀の飾り職人たちが新たな細工に着物の装飾品として帯留めが作られ、それが人気となり、広く用いられるようになった。
 女性の帯に主に使用され、着物や帯の飾りとして色々な使い方、楽しみ方がある。
 材質は貴金属、七宝焼、鼈甲(べっこう)など様々であり、形状も花鳥風月を表現したもの、動物をかたどったもの、文様など多岐にわたる。
 和装以外にも携帯ストラップやブローチなどとして楽しむこともできる、伝統のアクセサリーである。
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