NIPPON Kichi - 日本吉

記事数198件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/9/25


葛木二上神社 Katsuragi-futakami-jinja 

Jp

 二上山(にじょうざん)は、標高五一七メートルの雄岳と雌岳の二峰からなるトロイデ式火山で、主に縄文時代、石器などの材料に使われたサヌカイトの産出地として知られている。この雄岳の山頂近くにあるのが、葛木二上(かつらぎふたかみ)神社である。地元では「権現さん」と呼ばれ、親しまれている。
 この辺りでは「岳のぼり」という、雨乞いの年中行事がある。これは、二上山からの水を利用する山麓の人々によって、古くからおこなわれてきた風習である。春になり稲作を開始する頃、二上山に登り、雨乞いを祈願するというものである。
 ご祭神は、別名・建御雷神(たけみかずちのかみ)とも呼ばれる豊布都御霊神(とよふつみたまのかみ)と、大国御魂神(おおくにみたまのかみ)である。御雷の名は雨を降らせる雷神のことで、雷は「神鳴り」ともいわれる。
 社殿は昭和四九(1974)年に焼失してしまい、現在の建物は昭和五〇(1975)年に再建された。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/9/1


百済寺 三重塔 Kudara-ji Sanjuu-no-tou 

Jp

 奈良県北葛城郡広陵町にある百済寺(くだらじ)の創建の時期、経緯等は明らかでない。寺は三重塔と小さな本堂を残すのみである。
 塔は鎌倉時代中期に建立され、高さ22.9メートル、本瓦葺である。長い相輪を持つ。三手先(みてさき)、二層の繁垂木(しげたるき)を用い、がっしりと軒を支えている。軒先の四方には牙を出したかわいらしい鬼瓦(おにがわら)が据えてある。
 塔の内部は四天柱と来迎壁(らいごうへき)があり、須弥壇(しゅみだん)という大型の壇に、金剛界大日如来像を安置する。明治三九(1906)年に県の重要文化財に指定されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します




興福寺 三重塔 Koufuku-ji Sanjuu-no-tou 

Jp

 興福寺の三重塔は康治二(1143)年に創立されたものであるが、治承四(1180)年の大火で焼失し、その後鎌倉前期に再建されている。
 本瓦葺で高さは19.15メートル。「みかえりの塔」として有名な長野県の大法寺(だいほうじ)三重塔と同じく、一番下の軒である初重がやや大きく設計してあり、落ち着いたシルエットになっている。
 また、白壁と木組みのコントラストが印象的で、洗練された美しさだ。初層内部は四天柱を板壁で対角線方向に仕切り、千体仏を描いている。中央には窪弁才天像とその諸尊が祀られている。
 毎年七月七日に「弁才天祭り」が開催され、特別開扉される。昭和二七(1952)年に国宝に指定された。また、塔を含め興福寺は「古都奈良の文化財」の一部として、平成一〇(1998)年に世界遺産に登録されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/29


当麻寺 東塔 Taima-dera Tou-tou 

Jp

 当麻寺(たいまでら)は奈良時代創建の寺院で、大和の代表的な古寺。近鉄当麻寺駅からまっすぐ伸びる参道を進み、山門をくぐった左手に建つのが国宝の東塔である。重厚感にあふれ、見上げるほどに歴史を感じさせるその三重塔は、法隆寺に次いで日本で二番目に古い。
 奈良時代の天平年間に創建され、高さは22・21m、本瓦葺き。屋根上の飾りの相輪(そうりん)は上部の水煙(すいえん)に特徴があり、水煙の下にある宝輪(ほうりん)も、通常は九輪であるところ八輪でできている。
 少し離れたところに西塔(国宝)が建つが、東西二基がそろって創建当時から現存するのは、日本ではここしかない。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します