NIPPON Kichi - 日本吉

2007/2/8

山内流 Yamanouchi-ryuu 

Jp


大分県の臼杵市中津浦の海岸では、毎年8月、古流泳法「山内流」の水泳大会が行われる。百八十余年もつづく恒例行事だ。
 「山内流」の泳法は、江戸時代の文政五(1822)年、伊予(愛媛県)松山藩士山内久馬勝重が、臼杵藩士稲川冬吉に伝授したことに端を発するという。
 この泳法は、物を持って泳ぐのが最大の特徴。体を斜めにし、立ち泳ぎで泳ぐ。昔は、刀や鉄砲、弓、旗、槍などを持ちながら藩士たちが立って泳いだという。現在は、大きな旗を水面すれすれで振り回しながら泳ぐ「大旗振り」が、この水泳大会の目玉だ。
 「山内流」は、日本水泳連盟公認12流派のひとつとなり、伝統芸能として受け継がれている。現在は大分県の無形文化財にも指定されている。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
875-0013 大分県臼杵市中津浦
名前
山内流




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter