NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


土湯杉 Tsuchiu-sugi Tsuchiyu Cedars

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 山形県最上郡戸沢村にある大木の群生。
 最上峡の左岸山中にそれはある。このあたり一帯は、「山形県立自然公園」に指定されており、ハイキングコースとしても名を知られている。
 天然樹齢1000年を超える「土湯杉」(神代杉)がこのあたり一帯に点在する。確認されているものでは、幹周り17.52メートル、高さ30メートルもの巨木がある。
 「幻想の森」とも呼ばれる、この場所では「日本三大急流」と呼ばれる「最上川」が流れ、その豊な水源が、この森の生命の源となっている。
 冬には周りの木々が雪景色一色となり、川くだりの舟は、絶景の雪見舟となる。
 春には巨木の間からユリツバキが花を咲かせ、人々の心をなごませてくれる。
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大美輪の大杉 Ominowa-no-oosugi The Big Cedars of Omiwa

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 山形県最上郡金山町の田茂沢にある杉の群生地にある巨木。
 もともと伐採を目的として植えられたもの。植林された杉としては日本最大級といわれ、128本もの巨木郡を形成している。
 歴史は江戸時代といわれ、当時から「苗木などを植える制度」があった。
 この「大美輪の大杉」は樹齢230年ほどであり、1764年頃に植林したものと推測されている。
 この地は、冬に降雪が多い地区である。2006年5月、豪雪のため傾いてしまった、樹齢250年の杉6本を公開伐採した。
 その杉の切り口は、大きく圧倒されるものである。6本中2本は、高さ50メートル、直径80センチにもなる巨木が切り倒された。
 250年の歴史を感じさせるものである。
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伊佐沢の久保桜 Isazawa-no-kubozakura The Kubo Cherry Tree of Isazawa

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 山形県長井市上伊佐沢にある樹齢1200年の古桜。
 伊佐沢小学校のグランドの脇には、国の天然記念物に指定されている、エドヒガンという種の桜が立派にそびえている。幹周り9メートル、高さ16メートル。150年前には枝張りが63メートルもあったという記録が残っている。
 「久保桜」と呼ぶのは、昔この地が「窪」と呼ばれていたからである。
 それとは別に「お玉桜」とも呼ばれる。征夷大将軍であった坂上田村麻呂がこの地を訪れたとき、「お玉」という娘と恋に落ちた。しかし、帰国した田村のもとには、お玉が亡くなったとの知らせが届き、悲しんだ。田村はお玉を偲び桜を送って墓の傍に植えさせたのが、この桜であるという言い伝えがある。
 今でもお玉が将軍を想い続け、この桜に花をさかせているのだろうか。
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2007/1/24


ブナ平立山のスギ Bunadaira-tateyama-no-sugi The Tateyama Cedar on Beech Plain

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 「ブナ平立山のスギ」は、黒部立山アルペンルート脇にある立山スギの巨木。林野庁が選定する「森の巨人たち百選」に選ばれている。   
樹高は21メートルと決して高くはないが、幹周りは9.4メートルを誇る。立山に生息するスギ達はどれも背が低く、それでいて幹は太い、いわゆる「台スギ」の特徴を示している。この「ブナ平立山」は2本が合体したものか、分かれて成長したものかは定かではないが、実際に根元に立つと、その迫力に圧倒される。まるで木の精霊が宿っているかのような妖気を放つ。
 このスギを見にいくには弥陀ヶ原高原の入口にある美女平からブナ坂まで続いている自然観察道を登っていくとよい。このスギ以外の立山スギも見られ、名もない素晴らしいスギがブナに混じって次から次へと現れ、この森の奥の深さを感じさせてくれる
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2007/1/23


椋本の大椋 Mukumotono-Oomuku The Giant Aphananthe Tree of Mukumoto

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 椋本の大椋(おおむく)は、三重県安芸郡芸濃町にある、国指定天然記念物の木である。
 樹齢1500年以上、高さ18m余、周囲8mの椋の巨木である。兵庫県、三日月の椋に次いで全国で2番目の大きさを誇る。
 かつては北側に更に大きな幹が生育していたが、明治初期の暴風により折れてしまった。
 この倒壊により、幹の大きさは約半分になったとも伝えられる。その頃の幹周りは、なんと14mほどもあったらしい。
 嵯峨天皇(809〜822年)の頃、征夷大将軍坂上田村麻呂の家来、野添大膳父子が伊勢路を流浪し、この地に逃れた時、巨大な「椋」の木を見つけ、その下に草庵を作って住んだと伝えられる。
 悠久の時と樹の生命力が作り上げた主幹はただならぬ姿であり、強烈な印象と風格を感じさせる。
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老谷の大ツバキ Oidani-no-ohtsubaki The Giant Camellia Tree of Oidani

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 富山県老谷の「大ツバキ」は老谷の奥深く、山峡の開けた高台の雑木林の中に立つ巨木。幹回りは最大3.87メートルもあり、単独樹幹では日本でも屈指の巨木だと言われている。
 枝張りは、東西に7.9メートル、南北に11.0メートルの広がりを持ち、その面積は約51平方メートルにもおよぶ。天空に向かって縦横に伸びる枝ぶりはきわめて神秘的で、枝と枝が絡み合うかのように接合・癒着している様はまるで木の精が宿っているかのように荘厳だ。
 このような枝ぶりになったことについて古くからの言い伝えが残る。その昔、池田城に仕えた武士が無実の罪で打ち首になった。その妻は悲しみのあまり死んでしまったが、墓標の代わりに植えられたツバキが不思議なほど成育がよく、池田城主を恨むかのように枝を固く交差させた。やがて池田城は落城したが、これと前後してツバキの成長は遅くなった、というものである。
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2007/1/16


小杉の大杉 Kosugi-no-oosugi Small-Cedar's Big Cedar

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 山形県最上郡鮭川村にある大きな杉。
 「小杉の大杉」とはこの地域が「小杉」と呼ばれるためのものである。
 写真で見ると、2〜3本の杉が固まっているように見えるが、まぎれもない一本杉である。まわりは田んぼに囲まれ、根回り6.3メートル、高さ20メートル。樹齢は1000年以上といわれている。
 大きな幹が2本あるため、その様子から「夫婦杉」「縁結びの杉」とも呼ばれる。
 「となりのトトロ」という映画にでてくる木によく似ており、「トトロの木」などとも呼ばれ、有名になった。
 根元には「山神」が祀られ、村のご神木として崇められいる。
 杉は生存競争のため、太陽の日を浴びようと、狭く高く上に伸びようとするのだが、この杉は周りには田んぼ以外なにもなかったため、太陽の恵みをいっぱい浴びて悠々と広がり育っている。
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権現山の大カツラ Gongen-yama-no-ookatsura Big Katsura on Mt. Gongen

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 山形県最上郡最上町にある、「権現山」の山頂近くにある大木。
 幹の周りは19.2メートル。高さ40メートル。樹齢数百年の「カツラ」である。環境省の登録では日本最大級。
 主幹は複雑にコブがからまっている。地上から2メートル程のところで、7本程度の幹に分かれて立ち上っている。その姿を「龍」にたとえる人が多く、幹にも龍の鱗や、顔に見えるとされる説がおおい。
 幹の中心が空洞化しており、人がすっぽりと入れる。昔窯で焼いた陶器などをこの中におさめていたのではないかといわれる。
 入り口の林道には、「権現山の大カツラ」の案内板が、目立つように設置されている。45分ほどの道のりを中腹まで歩く。
 近くには「最上川白川渓流公園」があり、キャンプなどができ、自然とのふれあいを楽しめる場所である。
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