NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/15


川崎和男 Kawasaki Kazuo Kawasaki Kazuo

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 1949年福井県生まれ。デザインディレクター。医学博士。
 金沢美術工芸大学産業美術学科卒業後、東芝に入社。伝説のオーディオAurexをロゴを含めて手がけたのち、1979年に独立。2年後には地元、福井に拠点を移す。以降、ナイフ、液晶テレビ、眼鏡、人工心臓にいたるまで多岐にわたる製品のデザイン、研究を進める。
 2001~03年まで、グッドデザイン賞審査委員長。現在、大阪大学大学院工学系研究科教授のほか、同大学コミュニケーションデザインセンター、未来医療センター、フロンティア研究センターの各教授も兼務する。
 デザイナーとは「理想主義を、具体的に目に見える形で提案できる職業」だとし、数学、サイエンス、テクノロジー、アート、すべてを導入して、冷徹に、そして厳密に現実を構築していく。
 DESIGN A DREAM デザインの力で世界を変えることができると、本気で信じているデザインディレクターが、日本には少なくとも一人は、いる。
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2007/11/14


バサラ祭り Basara-matsuri 

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 奈良県奈良市・大和郡山市の商店街一帯で、毎年八月の最週土日にバサラ祭り(ばさらまつり)が開催されている。
 「バサラ」とは室町時代に流行した社会的風潮の事で、慣習にとらわれず自己を開放する、という意味だ。仏教の神「婆沙羅」を由来としている。
 平成一一(1999)年から、市民が自由に参加でき、一体になれるようにとの願いを込め、そして古都奈良の新しい夏祭りとして行われるようになった。
 祭りのスタイルは路上でのダンシングパレードが主で、モデルとなっているのは高知市のよさこい祭りや北海道のよさこい・ソーラン祭りである。当日午後一三時頃から、個性的な衣装をまとった参加者達が商店街を出発し、数ヶ月前から練習してきた踊りを披露する。祭りは同時にコンテストでもあり、より「魅せる踊り」が出来たチームには賞が授与される。
 古い町並みに威勢の良い音楽と踊りが溢れる。この祭りをには、お年寄りなども含め、この二日間で約六万人の観光客が訪れる。
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2007/9/14


村山明(人間国宝) Murayama Akira 

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 昭和一九(1944)年、兵庫県生まれ。木工芸作家。
 京都市立美術大学の彫刻科を卒業後、木工芸家である人間国宝黒田辰秋に師事、木を刳(く)り貫いて造る刳物(くりもの)を主として活動していく。
 昭和四五(1970)年には日本伝統工芸展にて「欅拭漆懸籠付文庫(けやきふきうるしがけかごつきぶんこ)」が朝日新聞社賞を受賞。平成元(1989)年にはロンドンのビクトリア・アルバート王立工芸博物館が「欅拭漆盤」を収蔵、平成一一(1999)年にはパリで開催された「日本の工芸『今』百選展」に出品されるなど、海外での活動も精力的に行っている。
 平成一五(2003)年に木工芸の重要無形文化財保持者に認定、人間国宝となる。
 氏の独創的な技法は円熟期を迎えているが、それでも「あくまで通過点」として、なお遠くの高みを目指して創作を続けている。
 寄り添って木の声を聴きながら造りたいものを探っていく。木からの返答が、氏をさらなる先へといざなっているかのようだ。
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2007/6/29


琉球玩具 Ryuukyuugangu Ryukyu Toys

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 琉球玩具は、ユッカヌヒー(旧暦の五月四日)にたつ玩具市にて、縁起物として売られる張り子などがその代表である。
 張り子の技術は17世紀以降に日本から学んだもので、最初は上級士族の子女が対象だったのだが、明治になって普及し、庶民の子供達の手に届くようになった。
沖縄の張り子は、琉球王朝の影響や中国大陸の影響をうけつつ、島独自の文化が混じった独創的な形や豊かな配色のものが多い。
張り子に限らず、アダンの葉でできた風車やソテツの実を使った操り人形、大陸文化の影響を感じさせる蝶型の凧など、琉球玩具には素朴な味わいが感じられる。
 やがて登場したセルロイドやブリキの玩具に子供達の人気は取って代わられたが、今でも琉球玩具は、各々の作品が持つ表情やほのぼのとした温もりが伝わり、多くの人に親しまれている。
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2007/5/18


久田見祭り Kutami-matsuri Kutami Festival

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 「久田見祭り(くたみまつり)」は、久田見の氏神である神明・白鬚両神社で行われる。
 桜が咲き、若葉の香り漂う春の日に、6両の絢爛豪華なだんじりが笛のお囃子に合わせて村を練り歩く、壮麗でゆったりとした祭りである。見所は「糸切りからくり」。国指定の無形民俗文化財であり、県の重要無形民俗文化財にも指定されている。糸が直接からくりと繋がっていない、特徴的なつくりになっており、独特な技法で作られ、操作も通常の操り人形とは違うので、歴史的にも芸術的にも高く評価されている。この独創的な人形劇は、昔話や最近の出来事、流行したアニメやスポーツ等、毎年お題が変わるので、毎年飽きることなく楽しめる。
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2007/5/10


高麗茶碗 Kourai-chawan 

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 高麗茶碗は、安土桃山時代の16世紀後半、日本の茶道で重んじられた陶磁器の「好み」のひとつ。朝鮮の高麗時代に造られたものではなく、李朝時代に造られた朝鮮の茶碗の総称である。
 高麗茶碗はもともと、朝鮮の人々が日用雑貨として使っていたもので、その中でも井戸茶碗は大雑把な造りの雑器と言われていた。しかし、その素朴な器形が、日本では侘び・寂びの象徴として高く評価されることになったのだから面白い。この茶碗を千利休の審美眼により見出され、茶道具として見立てて使われ始めたのである。粗なるゆえに、土俗的で個性的な風格を備えた「自然美」は、美醜を超えたところから生まれたものとして、日本の「禅」や「茶」の意に通ずると考えられたのだ。
 高麗茶碗は、同じ作家のものでもひとつひとつに個性があり、ふたつとして同じものがない。そんなところも人々を惹きつける魅力のひとつなのかもしれない。
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2007/3/6


出雲織 Izumo-ori 

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 出雲織は島根県安来市で行なわれている手織物の技法である。
 島根県ふるさと伝統工芸品の一つであり、絣織(かすりおり)から発展した織物。技法自体は江戸時代に作られたものに新たな図柄などを加え、現在に復活させたもの。
 各段階ごとの分業制ではなく、一人が全ての工程を行なう昔ながらの手法を取る。
 特徴はデザインと色合いにあり、独創性に富んだデザインと技法に裏打ちされた、細やかな濃淡の染物により、他とは異なるものを常に模索し、作り出している。
 現在は安来市の「出雲織 のき白鳥の里」内の、出雲織茅葺き交流棟で製作過程を見学することができ、伝統の技法を広めている。
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2007/2/13


裏磐梯 Ura-bandai The Ura-Bandai Mountain

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 明治二十一(1888)年会津磐梯山が噴火して、現在の裏磐梯ができた。
 ここには檜原湖、小野川湖、曽原湖、秋元湖のたたずまいと貴重な草花や生き物が人々と共存する。
 磐梯朝日国立公園を訪れる人々に、公園の自然をわかりやすく展示・解説し、自然とふれあうきっかけをつくってくれる裏磐梯ビジターセンターという施設があり、トレッキングや登山、自然観察についてのアドバイス等もしてくれる。
 春夏秋冬、それぞれの季節を個性的に演出し、鮮烈に息づくこの風景は、人々に偉大なる大自然の美しさと感動を与え、訪れた日とを魅了してやまない。
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