NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/4


愛知 洞雲院 Aichi Touun-in 

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 洞雲院(とううんいん)は、知多半島の阿久比町(あぐいちょう)にあり、徳川家康の生母である於大の方(おだいのかた)の遺髪墓があることで知られる。
 平安時代の天暦二(948)年に、菅原道真の孫である雅規(まさのり)が開基となり、洞雲院の前身である天台宗の久松寺を創建。その後、子孫の久松定規が再建したと言われる。久松家は「於大の方」の再婚先であり、近くには久松氏の居城だった阿久比城址がある。
 毎年三月一六日、洞雲院では「おせんぼ」と呼ばれる観音懺摩法会(かんのんせんまほうえ)が行われる。「おせんぼ」は、於大の方が「戦国の女性の哀しみが二度とおきないように」と、洞雲院で女性の幸福将来を祈願したのが始まりと言われている。
 
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2007/11/26


拝島 大日堂 Haijima Dainichi-dou 

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 東京都昭島市の拝島町にある大日堂(だいにちどう)は、正式には「拝島山密厳浄土寺(はいとうさんみつごんじょうどじ)大日堂」という古刹である。
 その創建は天暦六(952)年といわれ、寺伝によれば多摩川上流にあった日原村の尊像が、大洪水によって流され、同寺近くの中洲に流れ着いたものを安置したものが始まりとされている。
 また、その尊像を村人が拝んだことから拝島の地名が起こったという言い伝えもある。
 戦国時代には北条氏の城であった滝山城の鬼門除けとして、同氏の庇護を受けていたとされる。
 境内には昭島市の重要有形文化財である仁王門や、内部に安置されている木造金剛力士像、寺宝である釈迦如来坐像や阿弥陀如来坐像など、様々な歴史物に彩られている。
 また、北条氏の家臣石川土佐守の娘おねいがそこで洗眼したところ、眼病が治ったという伝説を持つ「おねいの井戸」や東京都指定の天然記念物である「拝島のフジ」などもあり、歴史の重みと伝説に溢れた名刹として知られている。
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2007/9/10


霧島神宮 Kirishima-jinguu 

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 霧島神宮は、鹿児島県霧島市霧島田口にある神社である。祭神は天饒石国饒石天津日高彦火瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)。国指定の重要文化財とされる。
 欽明天皇の御宇(540年)、高千穂峰と火常峰の間に社殿が造られたのが始まりとされる。
 火山の麓にあるため度々炎上し、天暦年間(938~956年)には高千穂河原に遷されるが、ここでも噴火の巻添えで炎上する。
 文明一六(1484)年、現在地に兼慶が神社を再建した。
 正徳五(1715)年、現在の社殿が完成する。
 修験僧による霧島山を中心とした、霧島六所権現信仰の中心的役割を果たしている。
 社殿はいずれも朱塗りの華麗なものであり、特に本殿は内部も豪華に装飾され、贅をこらしていて、西の日光とも言われる。
 霧島神宮は、神代からの長い伝統を誇る古社である。
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2007/7/31


梅花祭 Baika-sai 

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 梅花祭(ばいかさい)は、古都京都にふさわしい、歴史と伝統のある北野天満宮の祭典。「梅花御供(ばいかのごく)」の神事、皇后陛下の御代拝が行われる。
 北野天満宮は天暦元(947)年、菅原道真公の御霊を鎮めるために創建された神社であるが、この祭りは御祭神道真公の祥月命日である二月二五日に行われるようになったのが始まりで、古くは「菜種御供(なたねのごく)」と呼ばれていた。
 ご祭神を「なだめる」という意味と菜種の語音が通じるということで菜種の花を供えていたものが、明治以降新暦の二月に行なわれるようになったことから梅の花を用いるようになり、次第に「梅花御供」と呼ばれるようになったという。今でも神職などは、冠に菜の花をつけてご奉仕を行う。
 当日は豊臣秀吉公が北野大茶湯を催したことに因んで「梅花祭野点大茶湯」が催され、花街から北野天満宮にゆかりの上七軒総出で執り行われる。野点茶席が設けられ、満開の梅の花とともに芸妓や女将が奉仕してくれるという優雅な催しである。
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2007/5/22


山梨 塩沢寺 Yamanashi Entaku-ji 

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 塩沢寺は山梨県甲府市湯村に位置する真言宗智山派の寺院である、山号は福田山。
 大同三(808)年、弘法大師空海がこの地に霊験を感じ地蔵菩薩を彫り、安置したのが始まりとされ、天暦九(955)年に空也上人の手により開山された。
 本尊は石造地蔵菩薩座像、本殿の地蔵堂は国の重要文化財に指定されている。
 境内には舞鶴の松と言われる県指定の文化財や、日本最北端と言われる白樫の自然林が広がり、美しい緑を見せている。
 毎年2月13日の午後0時から14日の午後0時までの24時間、厄除け地蔵尊祭が行われる。地蔵菩薩がこの日一日だけ耳を開いて願いを聞くと言われ、十万人もの人が訪れ賑わう大祭である。
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