豊臣秀吉が、天下人を世に知らしめるため、１５８３年本願寺跡に秀吉の手によって築城に着手、豪壮な城郭を完成させたのが大阪城の始まりである。
　豊臣秀吉の死後、１６１５年の大阪夏の陣で全焼。夏の陣後、２代目将軍の徳川秀忠が大阪城の再築工事を行わせる。１６２６年に天守閣が再建されたが、わずか３９年後に落雷のため天守閣が焼失したとされている。１９３１年に大阪市民の熱い要望によって鉄筋鉄骨コンクリート造り、地上５５メートルの天守閣が再建。そして、太平洋戦争でも天守閣は損壊を逃れ、１９９７年平成の大改修が行なわれ現在に至る。
　天守閣の魅力は真っ白な外壁の美しさ、日本建築独特の構造、そして地上５５メートルというその高さである。
　現在では観光客などで賑わう。天守閣の中は８階建てで、各階には大阪城・豊臣秀吉に関する資料や説明の展示品が並ぶ。最上階の８階には展望台があり、大阪の街を一望できる。