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2008/3/5


弥彦神社 yahiko-jinjya yahiko Shrine

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 越後平野の中央にそびえ立つ弥彦山の麓に、弥彦(伊夜比古)神社(やひこ(いやひこ)じんじゃ)はある。越後国の一ノ宮である。
 境内はうっそうとした樹林に覆われ、長い月日を経てきた老杉、古欅が佇んでいる。その創建年代は不詳だが、万葉集にも歌われたほどの古社。
 祭神は天香山命(あめのかごやまのみこと)。神武天皇の命を受け、越後国開拓のため地元の民に、漁労や製塩、稲作や養蚕などの農耕術を教えたという。かつては、伊夜比古さまと呼ばれ、越後の人々の心のふるさと、魂のよりどころとして、古くから栄えてきた。
 日本有数の長い日本刀である志田大太刀(しだのおおたち、重要文化財)や、源義家や源義経らに所以すると伝えられる武具などの文物が、社宝として宝物館に展示されている。
 現在の社殿は、火災のために焼失した後、大正五(1916)年に再建されたものである。
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2007/11/12


高田松原 Takadamastubara Tkada Pine Grove

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 日本百系にも数えられる、白砂青松の弓形海水浴場。白い砂浜に樹齢300年を超える約7万本の松が続くさまは、まるで日本画に描かれた風景のよう。
 盛岡中学時代の石川啄木が激賞し、また俳壇の巨星高浜虚子も日本百景の審査員として訪れた際に句を詠んでおり、それぞれ 歌碑、句碑 が置かれている。
 この「白砂青松」の地には年間約 440万人もの人々が憩いを求めてやって来る。
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2007/10/29


がんぼう岩 Ganbou-iwa Ganbou Rock

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 北海道の東道、紋別郡遠軽町にある高さ78メートルの岩山。自然百選にも選定されている。
 頂上には展望台があり、徒歩で15分ほど。
 遠軽町のシンボル的存在になっているこの岩は「この町では朝日を真っ先に浴びる岩山」「夕日に暖かく包まれる岩山」として親しまれている。
 がんぼう岩の名の由来はアイヌ語の「インガルシ」(見晴らしの良いところ)からきている。アイヌ民族の古戦場とも呼ばれる、その展望台からの見晴らしはパノラマ360度のすばらしい眺望が広がる。
 周辺には岩山の登り口にもなっている「太陽の丘遠軽公園」があり、町民の憩いの場として親しまれている。
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2007/9/12


有峰湖 Arimine-ko Arimine Lake

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 有峰湖(ありみねこ)は、有峰ダムによって堰き止められた人口の湖。有峰ダムは、5年の歳月をかけて建設されたダムだ。このあたりは「有峰森林文化村」として、自然の保全活動の対象となっているため、今でも雄大な森が汚れを知らぬまま残されている。県立自然公園、国民休養地および全国水源の森百選にも選定されているという。
 ブナ、ミズナラ、モミジなどの新緑と紅葉は素晴しく、特に新雪をいただいた薬師岳を背景に眺める紅葉と、小見からダムに到る和田川峡谷は息を飲むほどの美しさだ。景観も魅力的だが、原生林に覆われた自然は貴重な植物や野鳥の宝庫となっている。有峰湖の湖畔にはキャンプ場なども整備され、アウトドア場として人気だ。
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2007/5/31


瓜裂の清水 Uriwari-no-shimizu Split-Melon Clear Water

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 富山県庄川町は水の町。飛騨の山々から庄川に水が流れ出し、五箇山を流れ下って砺波平野に出てくる扇頂に位置する。南砺の山々からは豊富な水が流れ出し、砺波平野を潤す。その南砺の山々の山腹や麓にはたくさんの滝が流れ落ち、清水が湧き出ている。この庄川町には、「全国名水百選」の「瓜裂清水(うりわりのしみず)」がある。
 庄川町にある岩黒団地の小高い段丘の下の道路脇にある浅い洞窟の中には数体の石仏があり、その仏たちが見守るようにこんこんと湧き出る清水が「瓜裂清水」である。今から約600年前、井波にある端泉寺の開祖、綽上人がこの地を訪れた際、馬の蹄が突然陥没し、その跡から清水がこんこんと湧き出た。この水で瓜を冷やしたところあまりの冷たさに瓜が自然に裂けた、とされる。炎天つづきの際にも涸れることのない清水は、霊水として崇められているという。
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2007/5/11


鳥取 雨滝 Tottori ame-daki The Amedaki Waterfall

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 雨滝(あめだき)は、鳥取県鳥取市国府町にある滝で、日本の滝百選にも選定されている。
 扇ノ山(おおぎのせん)から流れ出す袋川にかかる滝で、落差40m、幅4mという鳥取県隋一の飛瀑を誇る。
 玄武岩の岩肌を飛沫を上げて流れ落ちる様は迫力満点。
 滝の周囲はトチ、ケヤキ、ブナなどの原生林に囲まれ、秋になると玄武岩と鮮やかな紅葉との調和が神秘的で美しく、それらは四季折々の表情を見せてくれる。
 春は新緑が目に眩しく、冬は雪に包まれた荘厳な景色で訪れる人を圧倒する。
 古来より霊場として修行・信仰の場となっており、かつて旧暦8月1日には「お滝まいり」が行われていた。現在では、毎年6月第一土・日曜日に「滝開き祭り」が開催され、傘踊りや神事などが盛大に行われる。
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浦富海岸 Uradome-kaigan Uradome Beach

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 鳥取県の東端に15キロメートルに渡って伸びる浦富(うらどめ)海岸。「山陰の松島」と呼ばれるほどの日本海随一の自然景勝地である。「日本の渚百選」「平成にっぽん観光地百選」にも選ばれている。
 花崗岩が侵食されてできたリアス式海岸は変化に富み、奇岩、洞門、断崖絶壁が点在する。その美しさは島崎藤村が「松島は松島、浦富は浦富」と絶賛したほどである。中でも城原周辺は浦富海岸を代表する景勝地で、海中公園にも指定されている。
 透明度が高く澄みきった海としても有名で、25mの深さまで見通せると言われる。夏には海水浴やシュノーケリングを楽しむ人々で賑わう。
 北に点在する無人の島々「菜種五島」を探勝する遊覧船も人気を集めている。
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2007/5/9


鳥取 大山滝 Tottori daisendaki The Daisen-daki Waterfall

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 鳥取県の大山山麓の地獄谷から流れ出る清流、加勢蛇川(かせいちがわ)。この川の上流に多くある滝のひとつに大山滝(だいせんだき)がある。「日本の滝百選」にも選定されている美しい滝だ。
 滝は2段で構成され、総落差43mを誇る。上段は28m、下段は15mである。かつては3段であったが、昭和九年の室戸台風で2段になったという。
 轟音とともに飛沫を上げて流れ落ちる様は圧巻のひと言。下段の滝は、裏にある洞からも見られるいわゆる「裏見の滝」。涼しげな水流が見事だ。周囲にはブナの原生林が続き、とりわけ秋の紅葉の時期は木々の色とのコントラストが美しい。中国自然歩道も整備されており、美しく彩られた自然の中で森林浴をたっぷり楽しむことができる。この歩道の途中にある「大山滝つり橋」から眼下に見下ろす加勢蛇川は絶景と評判だ。
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