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2008/4/4


蒲郡市 無量寺 Gamagori-shi Muryou-ji 

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 蒲郡市(がまごおりし)にある無量寺(むりょうじ)は、別名西浦不動ともいう。貞観元(859)年に真雅僧正の開創した古刹として知られ、また「がん封じの寺」として知られている。
 境内には戒壇めぐりの行場や、市内第二位の大きさを誇る天然記念物の大楠がある。
 無量寺には、中国は西安の慈恩寺をまねて作られた、高さ20メートルの大雁塔が建っている。塔は方形が七層のつくり。慈恩寺という寺は玄奘三蔵(三蔵法師)が天竺から持ち帰った経典の翻訳を行なった寺として知られている。
 無量寺の隣に建てられているのが、がん封じ堂である。絵馬には人形が描かれており、がんを直したい箇所を黒く塗るようになっている。堂には絵馬がびっしりと掛けられており、この寺の信仰にあやかって参詣する人々が多いことがうかがえる。
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2007/10/1


遍照院 Henjou-in Henjoin Temple

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 遍照院(へんじょういん)は愛知県知立市弘法町にある真言宗の寺院である。
 弘仁年間(810~824)布教のため関東地方を訪れた空海(弘法大師)が建立した寺である。
 ご本尊は、空海自身が刻んだ自身の三体の座像である。本尊の一体は別れを惜しみ、やや右に振り返るようなしぐさなので、見返弘法大師と呼ばれ親しまれている。
 山門をくぐると鐘楼堂があり、その背後に本堂がひかえる、かなり大きな寺である。本堂の地下では暗闇の中で仏の道を修行することが出来る、戒壇めぐりが体験できる。
 弘法大師の本尊は秘仏とされており、大師の命日である旧暦の三月二一日にのみご開帳されている。また、毎月の命日には市が開かれ、知立駅より境内まで多くの露店が立ち並び、人々でにぎわう。
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2007/6/28


対泉院 Taisen-in 

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 対泉院(たいせんいん)は、青森県八戸市新井田にある曹洞宗の寺である。
 八戸市東部の新井田川の右岸の段丘に建っており、太鼓橋を渡ると三間一戸の楼門が見え、寺の周囲は鬱蒼とした杉木立になっている。
 対泉院のはじまりは不明だが、根城南部一族の新田氏と関係が深い寺として知られる。
 天明四(1784)年、前年の大凶作とこの年の疫病大流行の供養のため、山門の前に餓死萬霊等供養塔を建立し、戒壇石を置いた。
 文化八(1811)年、対泉院山門は完成する。山門の二階には、この年に安置されたことを記した祈祷札を持つ十六羅漢が納められている。
 昭和六三(1988)年、供養塔と戒壇石が県史跡に指定される。
 対泉院は、古代ハスが咲くことでも知られる古刹である。
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2007/1/30


截金 Kirikane Eri Sayoko's Kirikane Decoration

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 截金(きりかね)は切金とも書き、細金(ほそがね)と呼ばれることもある。金、銀箔を細い線や三角、四角、眉型などの細片に切り、それを筆の先につけて貼りながら紋様を描き出す技法で、主に仏像や仏画の装飾用として用いられている。
 起源は古く、六世紀に仏教とともに中国より伝来、最古のものは飛鳥時代の法隆寺金堂の「四天王像」や東大寺戒壇院の「四天王像」、正倉院宝物の「新羅琴」の表面に見ることができる。平安時代になると、仏教絵画や仏像の装飾として著しい発展を遂げ、繊細優美な技法となり現在に至る。
 日本を代表する截金師に、江里佐代子氏(1945年〜)がいる。平成十四(2002)年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。髪の毛よりも細い金箔を自在に扱う技術力と、人間技とは思えないほどの精緻かつ優美な文様が高い評価を得ている。
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