NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/23


時田英明 Tokita Hideaki Hideaki Tokita

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 日本に数十人しかいないといわれる根付の世界で、大型新人として注目をあつめる根付師・時田英明(ときたひであき)。1979年、東京都生まれ。
 根付とは、江戸時代に流行した、印籠や巾着などを帯から提げるための「留め具」となる小さな飾り物のこと。現在、コレクターは日本よりも海外に多く、彼もまた留学先のニュージーランドで根付の存在をはじめて知り、翡翠彫刻を学び始める。
 その後同国にて、師匠となる彫刻家・ミック氏と出会う。彼に学びながら彫り始めた根付は、世界トップクラスの根付コレクターから絶賛、奨励を受けるようになっていき、2007年には国内でも「日本象牙彫刻会・新人賞」を受賞した。
 「観察する時間は、教わっている時間と同じ。たかが葉っぱ一枚でも、何かを得ようとする努力で、何かが得られる」
 自分をぎりぎりに追い込みながら、直感を研ぎ澄ます生き方の中で生まれる作品は、唯一無二の強烈な存在感を解き放つ。
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2007/6/20


赤沼 Aka-numa 

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 赤沼(あかぬま)は、青森県南津軽郡藤崎町福舘にある民間信仰の場とされた沼である。
 福館の館の地名は、中世に築かれた砦である保塁から付けられたと言われている。
 浪岡川の河跡湖である赤沼は底なしで、藤崎町矢沢の赤沼と通じており、沼の主は蟹であり、坂上田村麻呂にかかわる伝説を伝えるという。
 また、村に異変があると赤く濁った事から、その名がついたといわれており、その色で豊凶を占っていたと伝わっている。
 赤沼のほとりには薬師如来が祀られていたが、この地方の八幡宮が中島と小畑地区に分離するに当たって、合祀された。
 赤沼は、不思議な伝説を持つ沼であり、その存在は村にとって吉凶を知る上で、とても重要なものであったと推察出来る場所である。
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2007/2/8


早吸日女神社 Hayasuihime-jinjya 

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 大分県大分市(旧・佐賀関町)の中心街近くにある早吸日女(はやすいひめ)神社。平安時代中期に編さんされた「延喜式神名帳」にも記載が残る古刹である。
 伝説によると、創建は皇暦紀元前七(紀元前667)年。神武天皇東遷の際、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が佐賀関の関崎沖で神剣を失い困っていたのを、黒砂(いさご)・真砂(まさご)の二神が命をかけて取り返して助けた。このときの神剣をご神体として、古宮の地に天皇みずから祓戸(はらへど)の神(早吸日女神社)を奉り、建国を請い願ったのがはじまりとされる。飛鳥時代末期、大宝元(701)年に神慮により現在の地に遷座。
 ここ早吸日女神社では、毎年7月に夏祭りが行われる。宝物、サザエ、アワビなどの海の幸を乗せた数台の山車と氏子50人が引く山車や神輿が町内一円を引き回す。海にまつわる伝説のあるこの神社ならではの恒例行事である。
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2007/1/25


日生の海 Hinase-no-umi The Sea of Hinase

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 岡山県日生(ひなせ)町は、魚が美味しく釣りもできる、海の恵み豊かな土地として関西近辺の人々にお馴染みの海の町。
 日生の港の一番の名産は牡蠣。岡山県は牡蠣の養殖で宮城、広島に次いで生産量第三位なのだそう。日生町漁協の魚市場「五味の市」では、早朝に水揚げされた魚が市価より格安で手に入る。どれも獲れたての新鮮さで、町の人はもちろん観光客にも大人気。特に牡蠣は大きくて甘いと評判、その場で焼いて食べることもできる。
 日生の港に揚がる魚種が豊富なことから付けられたという「五味の市」の名前の通り、ここではほかにも様々な魚が手に入る。エビ、石ガニ、シャコ、イイダコ、キス、数え切れないほどの種類の海の幸を楽しめる。朝9時頃から市が立つが、売り切れたら店じまいなので早めに足を運びたい。
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2007/1/24


舳倉島・海女 Hegurashima・Ama Hegura Island and the Ama

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 能登半島の北の海上、約四八キロメートル先にある、絶海の孤島。激しい荒波を受けてその海岸は複雑な入り江や絶壁を持つ。標高約十三メートル。周囲は約五キロメートル。歩いて約一時間ほどの小さな島である。
 かつては夏の漁が行われる時期だけ、対岸の輪島から漁民が移住していたが、今は定住者も増えている。
 海流や地形の関係で、古来から絶好の漁場であり、特に海女による漁は万葉集にも謡われている。
 今もその様子は変わりなく、夏、磯において、たくさんの海女が海に潜る姿を見ることができる。実は、漁業のほとんどが海女によるもので、アワビ、テングサ、ワカメ、サザエが主な獲物である。
 また、日本と大陸を往復する渡り鳥にとってはよい休憩所となり、日本ではここでしか見ることができない鳥も多い。バードウォッチングの日本有数の名所。
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2007/1/22


三重 海女さん Mie Amasan Mie Women Divers

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 三重県には、昔から素潜りで海産物を獲ってくる海女さんが多くおり、海の風物詩となっている。
 終戦直後、三重県の鳥羽・志摩地方には6000人以上の海女さんがいたという。
 その後は漁業資源の減少、価格の低迷、過酷な労働条件などで後継者が現れず、高齢化が進み、今では1300人程となってしまった。
 海女さんが狙う獲物は主に鮑、サザエ、ナマコだが、熟練の技を持つ、ほんの数人の海女さんは、伊勢えびを傷付けず捕獲する事が出来る。
 海女さんが行うこの漁法は、乱獲を防ぐ効果もあり、現代でこそむしろ重宝する方法である。
 三重の海女さんというのは、今を生きる伝統漁法の伝達者であるといえよう。
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2007/1/18


三島池 Mishimaike Mishima Pond

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 滋賀県米原市にある貯水池。周囲約780m、面積3万9000平方mあり、今から700年ほど前に、農業用水池として造られた楕円形の池。三島神社との関係が深く、昔から鳥獣や魚貝類が保護されてきた。
 日常の水位は50cm前後で、水質は清冷。多くの生物が生息し、水鳥や野鳥が飛来する。
 旱魃に見舞われた時に人柱を立てろというお告げを聞いた比夜叉御前が、自ら進んで池に身を投げ、以来水が枯れることは無いという言い伝えから別名、比夜叉池(ひやしゃいけ)とも呼ばれる。彼女は身を沈める直前に機織をしていたといわれ、今でも小雨降る夜は機織の音が聞こえるという。
 桜の名所でもあり、4月になれば、水面に影を落とす伊吹山と桜の美しい調和が見られる。
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2007/1/7


宍道湖 Shinjiko Shinji Lake

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 島根県松江市と出雲市を跨ぐ湖。
 淡水と海水が入り交じる「汽水湖」として知られ、形成されたのは1万年前といわれている。
 「宍道」と書いて「しんじ」と読む。その由来は出雲風土記によると、猪の道(ししじ)が宍道と変化したものといわれている。。
 面積は日本で7番目に大きい湖。日本一の漁獲量を誇るヤマトシジミをはじめ、宍道湖七珍といわれるほど多種に渡って淡水魚と海の魚が生息している。
 湖でのシジミの役割はおおきい。浄水能力があり、吸い込んだ水からプランクトンを漉し取り、きれいな水を排出する。現在の生息量で宍道湖の5倍の水を浄水できる計算となる。
 冬には、ハクチョウやガン、カモなど、2万羽を越える鳥たちが北方から飛来。汽水湖の特徴である富栄養化によって、豊富な魚や貝が鳥類たちの食物となっている。
 自然の神秘を収める、カメラマンたちがたくさん集う。
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