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2007/9/27


大山神社祭 Ooyama-jinja-sai Oyama Shrine Festival

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 大山神社祭(おおやまじんじゃさい)は、島根県隠岐郡隠岐の島町布施にある大山神社にて、毎年四月初丑の日に行われる祭である。国の無形民俗文化財とされる。
 大山神社の創建・由来などは不明で、社殿は無く、樹齢数百年の老杉を御神体として祀っている。
 文政八(1825)年には「大山祭礼記録」が布施の里山伏法印によって書き写されており、そこには祭礼を始めし事幾百年とも書かれている事から、実際の起源はもっと古いものと推察される。
 布施地区では、大山さん、山祭りと呼ばれる神事で、春の到来を実感する行事である。
 例祭の前日に御神木に巻く大かずらを山から切り出してきて、大榊を担ぎ村内を練り歩く「帯栽ちの神事」を行い、明けて丑の日に、御神木に大かずらを7巻半巻きつける「帯締めの神事」を行う。
 大山神社祭は、山伏によって始められたとも伝わる古祭である。
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2007/9/7


松沢山光明院 火まつり Matsusawa-yama-koumyou-in Hi-matsuri Fire Festival at Matsuzawayama

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 宮城県の最南端の町、丸森町は阿武隈山地に囲まれた、自然豊かな町である。また、歴史的な遺稿や文化が数多く残る町でもある。
 その町に、本山修験宗「松沢山光明院(まつざわやまこうみょういん)」が今も残る。ここに古くから伝わる例祭、「松沢山の火まつり」があり、毎年四月二九日に奉納されている。
 鳥海山の山伏から伝わった儀式とされる「火まつり」は、「火渡りの儀式」とも呼ばれ、心身の罪・悪行・病気・災難などを焼き捨てるため、山伏や一般参拝客が祈りながら裸足で火の上を渡るというものである。
 夕暮れの境内に張られた結界、その中央の護摩壇(ごまだん)に点火されると、勢いよく赤々とした炎が夜空に燃え上がる。その周りには祈祷を唱える山伏達が鎮座している。
 火が下火になり、灰が平らにならされると、まず山伏衆による火渡りの儀式が始まる。その後、一般の参拝者達による儀式が行われる。危険も伴うため、皆の表情は真剣そのものであるという。
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2007/9/6


秋保大滝不動尊大祭 Akiu-ootaki-fudou-son-taisai The Grand Festival at Akiu Otaki Fudoson Temple

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 秋保大滝不動尊大祭(あきうおおたきふどうそんたいさい)は、宮城県仙台市太白区秋保町馬場の秋保大滝不動尊境内にて毎年4月28日~29日に行われている祭りである。
 秋保大滝不動尊は国指定名勝・秋保大滝の側にある真言宗智山派の寺で、開山は慈覚大師円仁によって平安初期にされた。山寺立石寺奥の院とされる。
 大祭では、国の重要無形民俗文化財に指定されている、平家の落人が伝えたとされる八~一五歳の少女が、1から10までの数え唄を歌いながら舞い踊る可憐な「馬場の田植え踊り」や、悪魔退散を祈るダイナミックな「野口の鹿踊り」などの郷土芸能が披露される。
 他に、滝原の顕拝やしゃくなげまつりも催され、山野草の展示即売なども行われる。
 秋保大滝不動尊大祭は、地域ならではの見所満載な祭りである。
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2007/9/4


弘前さくらまつり Hirosaki-sakura-matsuri Hirosaki Cherry Festival

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 弘前市(ひろさきし)にある弘前公園では、毎年四月下旬から五月上旬に「弘前さくらまつり」が開催される。二月の雪燈籠まつり、八月のねぷたまつり、一〇月の紅葉まつりと共に弘前四大祭りのひとつに数えられている。
 この桜は正徳五(1715)年、京都から取り寄せたカスミザクラ二五本などを城内に植えたのが始まりとされている。その後明治時代に植栽が数回行われた。
 公園内には津軽氏の居城となった弘前城があり、中心には東北唯一の現存する天守閣がある。明治二八(1895)年に弘前公園となり市民に開放され、現在では、ソメイヨシノをはじめ約五〇種類二千六百本の桜が咲き乱れ、日本を代表する花見の名所となった。
 濠に連なる桜は水面間際まで枝が伸び、水面に写る桜の姿は格別である。また、夜になると明かりが灯され、夜桜のなかに浮かび上がる天守閣は幻想的な姿を見せる。
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2007/8/30


日輪寺 Nichirinji Nichirinji Temple

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 茨城県久慈郡大子町にある日輪寺は、今から1200年前、大同三(808)年に弘法大師が現世浄土を願って開山した。
 弘法大師は、みづから十一面観世音の霊像を刻んで本尊とし、朝に祖国の隆昌と安民豊楽の護摩修行を行い、 夕べに有無両縁の冥福を祈願した。
 ここは、北関東と南奥州の大道場として信者を広め、永延三(987)年に板東二一番の霊場となった。
 明治一三(1880)年、山火事のため堂塔を焼失したが、霊場の加護により尊仏は難を免れ、大正四(1915)年四月には旧観音堂跡現日輪寺が再建されて現在に至る。 
 本堂左手には、展望台付き休憩所があり、好天のときは富士山も望めるという。
 日輪寺から更に車で5分ほど登ると日本武尊が創建したとされる八溝嶺神社がある。
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2007/8/24


日高火防祭 Hidaka-hibuse-matsuri 

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 毎年四月二九日に行われる日高火防祭(ひたかひぶせまつり)は、明暦三(1657)年の江戸の大火を経験、火防の必要性を痛感した十七代水沢城主・宗景公がその対策を講じ、同時に神仏の加護によって羅災を未然に防止しようとしたことが由来とされている。町方火消しの祭典とも言える祭りで、三〇〇年という長い歴史を誇っている。
 祭り当日、朝八時に六町の年番長が日高神社に集まり、参拝・祈願して御守札を受ける年番祭が行なわれる。お札をいただいた各年番長は直ちに各町に戻り「はやし屋台」の運行が開始される。
 町印(ちょうじるし)と呼ばれる各町の印を先頭に、打ちばやし、はやし屋台の順で、夕刻まで古趣あふれる音曲にあわせ、各町内を練り歩く。
 夕闇には、ぼんぼりが一斉に点灯され、水沢駅前で各町組の屋台が競って華麗なおはやしを披露する「相打ち」の仁義礼が尽くされる。 ぼんぼりの淡い光の中、「相打ち」はより魅力的に映し出され、祭りはクライマックスをむかえる。
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2007/8/22


真穴の座敷雛 Mana-no-zashiki-bina 

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 真穴の座敷雛(まあなのざしきびな)は、毎年四月二日・三日に、愛媛県八幡浜市真穴地区で行なわれる、長女のための豪華絢爛な雛節供行事である。江戸時代の天明(1781~1788)の頃始まったとされる。
 自宅の部屋を片付けて空間を作ったところに、大工の棟梁が図面を興して多数の盆栽や小道具を使って庭園を作り、内裏雛を中心に各種人形を配置、手前には様々な海の幸や鉢盛り料理が供えられる。
 それは舞台芸術のような空間で、かつオリジナリティに溢れており、一度たりとも同じ座敷雛はない。
 大規模な為、準備期間は長くかかるものの、祭りの日の後も雛人形を片付けずにいると結婚が遅れるという言い伝えから、四日の朝には解体されてしまう。
 平成一四(2002)年には八幡浜市の無形民俗文化財に指定されており、地域の協力によって一般観覧も開催され、毎年この二日間に延べ二万人が訪れる観光行事となっている。
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2007/8/21


広藤園藤まつり Koutou-en-fuji-matsuri Kotoen Wisteria Festival

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 広さ一〇〇〇立方mの敷地を持つ碧南(へきなん)市の広藤園(こうとうえん)。ここで毎年四月中旬から五月上旬まで行われるのが「藤まつり」だ。
 広藤園の藤は文政三(1820)年、藤好きであった小田廣作(おだひろさく)が藤棚造りをしたのが始まりといわれている。
 「広の長藤(ひろのながふじ)」と呼ばれる、特有の長い蔓(つる)を巻きつけて、1・5mの花房を広げる藤棚はまさに壮観。また甘い香りの「だるま藤」もあり、辺りは柔らかな香りに包まれる。
 祭りの期間中、夜間には園内を提灯がライトアップ。妖しげなピンクと紫の光に照らされ、昼間とはまた違う景観を楽しむことができる。
 特定日の昼間には「茶会」も開かれ、花々を愛でながら、昔ながらの風流な行事も楽しめる。
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