NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/8


小塚邸 Kozuka-tei 

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 愛知県名古屋市有松にある江戸末期に建てられた重厚な歴史的建造物。名古屋市指定有形文化財。
 有松は幕末期当時の歴史的な町並みが残る場所である。当時、東海道一の美観とうたわれ、390年の歴史のある、有松絞りの発祥の地でもある。
 小塚邸は有松の街道で一番大きいとされる「岡邸」の横に並ぶ。
 塗籠造の中では、小塚邸は最も古いもののひとつといわれている。
 主屋1棟・蔵2棟・茶室1棟の構成で、街道沿いに並んだ絞商の町屋の典型である。
 連子格子・なまこ壁・虫籠窓・塗ごめ造り・卯達が整った建物であり、外柱に残る駒止めの環が往時を物語る。
 有松の観光コースとして、桶狭間古戦場とともに紹介されている。
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2007/1/25


野崎家旧宅 Nozakike-kyutaku The Old Residence of the Nozaki Family

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 岡山県倉敷市の児島は、古くから塩業が営まれてきた。
 塩田の歴史は古く奈良時代にまで遡り、平城宮出土の木簡にも記されている。江戸時代にはさらに大規模な塩田開発が行われた。この製塩業開発に大きく貢献したのが、野崎武左衛門である。後に「塩田王」と呼ばれた武左衛門が天保四(1833)年に建てた豪壮な屋敷、それが「野崎家旧宅」である。
 どっしり構えた母屋を中心に、約三千坪の敷地には土蔵が立ち並ぶ。表書院や長屋門、御成門などは、当時の貴重な建造美を今に伝える文化財として昭和52年に岡山県の史跡に指定された。庭のあちこちに茶室も設けられ、四季折々の風情を見せている。
 土蔵は塩業歴史館としての役割も果たし、塩田に関する資料や当時野崎家が実際に使っていた道具、衣裳を展示している。
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2007/1/7


熊谷家住宅 Kumagaikejyuutaku Kumagaike Family Residence

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 島根県太田市大森町にある江戸後期の19世紀初頭に立てられた有力商人であった熊谷家の屋敷。当時は幕府の巡見使や大名家の役人の応接などにも用いられた。
 家屋の痛みが激しいため、平成13年12月より当時の姿に復元する工事が行なわれている。
 国の重要文化財に指定されており、町並み保存地区で最大規模を誇る豪商の邸宅である。
 敷地は1500?。木造2階建ての主屋は30の間がある。その広さは畳160畳分。米蔵、雑蔵など5つの土蔵も並ぶ。
 建築物としてすばらしいものがあり、内装は雲立湧文様を用いた襖、壁紙で夏には、葦戸(よしど)を開け放つと風が通り心地よい。熊谷家から太田市に寄附された家財は3300点。実際に使われていた生活の道具などが展示されており、古文書調査などを進め、当時の生活の様子を今も伝えている。
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