NIPPON Kichi - 日本吉

2007/6/26

ハルニレの木 Harunire-no-ki Japanese Elm

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 ハルニレは春楡と書き、ニレ科の落葉高木のこと。一般的に「楡」というとハルニレを指す。
 この木は十勝・豊頃町のシンボルとなっており、バランスよく左右いっぱいに枝を伸ばした姿は、周囲の風景と調和してすばらしい景観を創り出している。
 推定樹齢は約130年。遠景では1本の木に見えるが、実は2本の木が絡み合い、一本と化して美しい形を作った珍しいもの。昭和六一年に、町の文化財の指定を受けている。
 楡は3〜4月頃、葉に先だって、紫がかった淡緑色の雄雌両方の特徴を持つ小両性花を付ける。樹高は約35メートルに達し、街路樹や公園樹などに用いられている。材は器具・楽器・薪炭などに使用され、また枝の繊維で縄を作ることもできるなど、万能な木材としても有名である。
 夏ごろに葉が繁り見ごろを迎えるこのハルニレの木は、十勝川河川敷で風に枝をなびかせ、凛とした美しい姿を見せている。

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住所
089-5392 北海道中川郡豊頃町
名前
ハルニレの木




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