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2008/4/9


湧洞湖 Yuudou-ko 

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 湧洞湖(ゆうどうこ)は、北海道の帯広南東の海岸線にある湖。太平洋とつながっており、周囲約12kmの広さを持つ自然の宝庫だ。
 湧洞湖は海、山を一望できる自然に恵まれた湖である。周辺は鳥獣保護区域のため、たくさんの野鳥や水鳥が生息しおり、バードウォッチングにも最適だ。また、湖畔は原生花園で、ハマナスやヒオウギアアヤメなどのピンクや紫の可憐な花々を観察することができる。釣りにも適した湖で、一年を通して釣り人たちで賑わいを見せている。マリンスポーツも盛んで、水上バイクやカヌー等で遊ぶ若者たちの姿が見られる。
 湧洞湖は、豊かな自然の命をはぐくむ、母なる湖である。
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2008/2/1


美唄湿原 Bibai-shitsugen Bibai Wetland

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 北海道の石狩平野にはかつて広大な湿原が広がっていた。
 農地開発に伴って広大な湿原はその姿を消し、現在では美唄市(びばいし)にわずかに原生の姿が残されるのみとなった。
 麦畑や水田に囲まれた美唄湿原も、四方を排水路に囲まれており、面積はとても狭く、幅は東西に約540m、南北に約440mとわずかしかない。しかしその中には、湿原植物の他にもキツネ、ハクチョウなどの大型の鳥類や猛禽類などが生息している。
 また、貴重な原生湿原である美唄湿原には珍しい生物が今も生息しているため、学術的にも非常に重要であり、現在は北海道農業研究センター美唄分室が管理・調査をして保全に努めている。
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2008/1/18


桧洞丸 Hinoki-bora-maru Mt. Hinokiboramaru

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 桧洞丸(ひのきぼらまる)は、神奈川県相模原市津久井町~足柄上郡山北町にそびえる標高1601mの山である。
 丹沢山塊では最高峰・標高1673mの蛭ヶ岳に次ぐ標高を持つ。また、丹沢山地西部に位置し、最も奥深い山地の核心部にあるが、現在では登山コースが整備され、迷うところや危険箇所はない。
 桧洞丸の名は、南側の玄倉川の支流の沢の名を桧洞と言い、その源頭にある山であった事が由来とされる。
 山頂付近はブナの原生林に包まれ、ブナの若葉の黄緑と幹の白い斑紋とのコントラストが美しい。ブナ林は神奈川県の美林50選にも選ばれている。南面にシロヤシオツツジの群落地があり、5月の週末にはシロヤシオツツジを楽しむ人で渋滞が起きる。
 桧洞丸は、豊富な自然を誇る、丹沢屈指の人気の山である。
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2007/12/7


沼浦湿原 Numaura-shitsugen Numaura Wetland

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 北海道の北端、日本海側の宗谷岬の西に浮かぶ利尻島。その南岸にある沼浦湿原(ぬまうらしつげん)は、利尻富士町の指定天然記念物である。また環境省の日本の湿原500に選定され近くのオタドマリ沼や南浜湿原とともに、利尻島湿地群とも呼ばれている。
 イソツツジやツルコケモモなどの高山植物や湿生植物が野生のまま群生し、日本最北限の赤エゾツツジの原生林が生い茂っている。
 この湿原は、火山の爆裂火口跡にできた湿原と考えられており、沼浦湿原にあるオタトマリ沼に映る利尻富士の姿は、とても見事である。
 日本の湿原の80%は北海道に集中している。全国で湿原が減少を続ける中、ここは、野生のままの姿を残す貴重な湿原である。
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2007/10/26


知床五湖 Shiretoko-goko The Shiretoko Five Lakes

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 北海道最後の秘境と言われる世界遺産の知床半島。アイヌ語でシリエトク(大地の突端)という意味だとか。その知床の原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖「知床五湖」。
 流入・流出する川はなく、知床半島に降った雨・雪が地下水を経て湧き出してきた湖だ。
 五湖を一周する遊歩道が整備されており、全周しても約60分、第一湖、第二湖だけだと30分程度で巡ることができる。 原始の楽園の名にふさわしく、数多くの動植物を目にすることができる。湖の水面には知床連山や原生林の姿の美しい姿が映り、心が洗われる。散策途中で運がよければ、エゾリスやエゾシカなどの姿が見られることも。
 小高い丘の上にある展望台からは、第一湖と知床連山を見渡す大パノラマが広がり、訪れる人々の心を捉えて放さない。
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2007/10/24


サロベツ原野 Sarobetsu-genya The Sarobetsu-genya Moor

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サロベツ原野はサロベツ川の流域にあり、面積約23000haにも及ぶ、日本有数の広大な湿地である。利尻礼文サロベツ国立公園に属する。
 湿原の中央に位置する原生花園では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや、可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々が観察できる。湿原の顔、エゾカンゾウは、初夏にたった2日間しか開花しない大変希少な花である、見られるかどうかは運に任せよう。
 また、サロベツ原野は野鳥の宝庫としても有名。晩秋の時期には、オオヒシクイなど南へ渡る渡り鳥を始め、タンチョウも姿を見せる。冬を迎えるとオジロワシがロシアからやってくる。
 動植物を守り育むサロベツ原野は、私たちにも安らぎを与えてくれるかけがえのない場所である。
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2007/10/16


チミケップ湖 Chimikeppu-ko Lake Chimikeppu

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 チミケップ湖は、北海道の東部・標津郡標津町にあり、アイヌ語で「崖を破って水が流れるところ」という意味を冠した湖である。
 おおよそ一万年前の地殻変動により発生した地滑りで、谷がふさがれて出来た堰止湖だといわれている。
 周辺の山々の谷間に広がっているため、一見ダム湖のような印象もあるが、間違いなく、自然の脈動が生み出した湖である。
 この湖は、阿寒湖と並ぶ姫鱒(ヒメマス)の原産湖であり、マリモの生息する場所としても知られている。また、周辺には蝦夷松(エゾマツ)や椴松(トドマツ)などの原生林が広がり、天然記念物でもあるクマゲラなどの野鳥やキタキツネなどの野生動物が多く生息する、まさに秘境と呼ぶにふさわしい、大自然に抱かれた湖となっている。
 周辺の森の中には1・5kmほどの遊歩道もあり、雄大な自然の中で満面に湛えた美しい湖面を眺めながら、ゆっくりと散策することが出来る。
 秘境をこれほど間近に見れる場所はなかなかないだろう。
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2007/10/12


大台ヶ原 Oodaigahara Odaigahara Plateau

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 奈良県上北山村にある大台ケ原(おおだいがはら)。年間降雨量5000ミリという世界有数の雨水量を誇り、湿潤な気象条件が屋久島とならぶ原生林を生み出している。
 モスフォーレストと呼ばれる苔むす林や、壮大で水量豊かな渓流、滝などがあり、自然の造形の神秘を感じさせてくれる。未開の原生林は、野生動植物の宝庫となっており、野生のカモシカ、日本鹿や珍しい植物の四季の姿を観察することができる。運がよければ、散策途中で愛らしい鹿の群れと出会える可能性も。
 散策するなら、約9キロの「東大台ハイキングコース」がおすすめだ。千メートルの大絶壁、「大蛇嵓(だいじゃぐら)」からは360度の大パノラマが開け、大峰山系を一望できる。「正木が原」にあるトウヒ林は、日本の南限群林として有名。コースでは、コマドリをはじめ野鳥のさえずりも楽しめる。
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