NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/2


はかま滝 Hakama-taki 

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 はかま滝は、静岡県の伊豆半島北部、戸田の山麓にある滝だ。落差10mほどの小さな滝で、静岡県の沼津市と伊豆市との境界付近を源流とし、駿河湾へと流れ出でる戸田大川にかかる。
 その瀑容は、典型的な二段滝であるが、飛瀑が末広がりのように見えるため、はかまの形になぞらえて名前が付けられたという。
 滝にはガラス製の展望デッキが設置されており、美しく舞い落ちる水飛沫を楽しめる。また、滝壺まで降りることもできるため、間近で飛瀑を見たり、直接水に触って、その冷たさを感じることもできる。
 周辺は緑豊かな自然にあふれており、公園やキャンプセンターもあるため、初夏の新緑や秋の紅葉などの大自然の息吹も思う存分楽しむことができる。
 豊かな自然の中に響き渡る瀑音をBGMに、美しくたなびく白い瀑容と共にのんびりとした一日を送るのも悪くない。
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2008/4/3


秋川渓谷 Akigawa-keikoku 

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 東京都の西部を流れる、多摩川の最大の支流・秋川の流れに沿った全長20キロメートルの渓谷美を、秋川渓谷(あきがわけいこく)と呼ぶ。
 この渓谷はあきる野市と檜原(ひのはら)村にあり、東京都とは思えないほどの自然が多く残されている場所として知られ、休日ともなると川遊びやバーベキュー、魚釣りや森林浴を楽しむことができる。
 秋川では毎年あゆを放流しており、六月上旬から九月末まであゆ釣りが楽しめる。標高は約250メートルあり、夏は都心より気温が2~3度低いといわれている。
 春から初夏にかけての新緑、秋の紅葉など、訪れる観光客を喜ばせており、緩やかな渓谷に沿って流れる秋川は、安全に川遊びができる場所として、多くの家族連れで賑わいをみせる。
 
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2008/3/6


常清滝 Jousei-taki 

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 常清滝(じょうせいたき)は、広島県三次市作木町下作木にある落差126mの滝である。日本の滝百選のひとつに選ばれている。
 江の川の支流、作木川のさらに支流にかかる滝で、中生代白亜紀中期に噴出したとされる流紋岩の断崖にかかり、春の新緑、夏の涼風、秋の紅葉、冬の凍結と四季を通じて美しい姿が見られる。
 瀑水は三段に分かれ、上が落差36mで荒波、中が落差69mで白糸、下が落差21mで玉水と名付けられている。
 大きな落差がありながら、滝壺がほとんど発達していない事も常清滝の特徴で、滝より上流の流域は極めて狭いため、水量は少ない。
 しかし、ひとたび大雨が降るとたちどころに水量を増し、寒波がくると凍結するなど、その表情が多彩に変化するのがこの滝の最大の魅力と言える。
 常清滝は、豊富な緑と美しい渓流を持つ瀑布である。
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神通峡 Jinduu-kyou 

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 神通峡(じんづうきょう)は、富山県富山市笹津~猪谷の約20kmにわたって広がる峡谷である。一帯は県定公園に指定されている。
 岐阜県の飛騨高地に源を発する、大きくうねりながら深く切り立った断崖が特徴的な神通川が走る。
 急流によって刻み込まれた男性的な力強さと、山裾をうねるどこか優雅な流れという女性的な美しさを兼ね備えており、中でも片路峡(かたじきょう)と呼ばれる鋭いV字谷は、小黒部の異名を持つ素晴らしい景色を見せてくれる。
 春は目に鮮やかな新緑、夏は涼しげな清流、秋は色とりどりの紅葉、冬は一面銀世界の雪化粧と四季折々の表情を望む事が出来る。
 周辺には常虹の滝や猪谷関所館、野仏の里などといった見所もあり、散策コースや温泉施設、キャンプ、スキー施設なども楽しめる。
 神通峡は、雄大で見応えある景勝地である。
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2008/2/5


世古峡 Seko-kyou Sekokyo Gorge

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 世古峡(せこきょう)は、狩野川の源流にあたる猫越川沿いに約1キロメートル続く渓谷のことをいう。猫越川と本谷川が合流し、狩野川になる地点に架けられている出会い橋より東西に延びている渓谷で、春の新緑や秋の紅葉の季節はとくに美しい光景をみせる。
 また、天城山麓に逆まく瀬戸の水簾とも讃えられている。
 この渓谷は、湯ヶ島温泉郷のなかにある。湯ヶ島の温泉街から世古峡へ続く「湯道」は、昔湯ヶ島の人々が共同浴場へ向かうときに歩いた道だといわれている。
 湯道の周辺は文学の道としても知られ、川端康成をはじめ与謝野晶子、井上靖、梶井基次郎、若山牧水など多くの歌人、文人の歌碑を見ることができる。
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2008/1/30


登米新緑薪能 Toyoma-shinryoku-takigi-nou Toyoma Shinryoku Takigi-Noh

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 毎年六月中旬、宮城県登米町の伝統芸能伝承館森舞台で、二三〇年の歴史を持つ登米薪能(とよまたきぎのう)が上演される。
 午後五時頃に火入りの儀が行われると、白砂の上にかがり火に囲まれた舞台が現れ、朗々とした格調高い演目がおよそ三時間上演される。薪の燃える音や香りが心地よく、日常生活とかけ離れた美しさに観客は魅了される。
 登米薪能は伊達政宗が能を愛したことから、伊達一門である登米伊達家も能楽を公の儀式の際の式楽として取り入れたことにはじまった。その後武士の作法として伝承され、明治以降は地域住民に浸透し守られていく。登米薪能を現在まで伝承している登米謡曲会は明治四一(1908)年に発足、プロの域にまで届く高いレベルで伝統を守り続けている。
 宮城県無形民俗文化財に指定されており、今でも広く愛され続ける人気の薪能だ。
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2008/1/17


盆栽 つるうめもどき Bonsai Tsuruumemodoki 

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 「蔓梅疑(つるうめもどき)」とは、にしきぎ科つるうめもどき属で、冬に葉がなくなる落葉低木である。
 「つるうめもどき」という名前は、もちのき科の「梅疑(うめもどき)」に似ていることからその名がつけられた。
 初春に新芽が出て、みるみるうちに葉が茂っていく。5月から6月頃、黄緑色の小さな花がたくさん咲き、穂長が20センチメートルほどになる。葉は長さ10センチメートルくらいの楕円形である。
 秋に入り、葉が落ちたあと黄色の実がなり、熟すと裂けて黄色の仮種皮に包まれていた赤い種子が顔をだす。黄色の実と赤い実の対比が美しいことから、生け花の材料として使われることも多い。また、樹皮から繊維をとり、糸撚りなどの材料としても使われる。
 冬の乾燥に強く、育てやすい樹木として知られている。春の新緑から秋の紅葉、そして冬の落葉など、四季折々の変化を気軽に楽しむことができる。
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2008/1/8


金剛院 三重塔 Kongou-in Sanjuu-no-tou 

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 三島由紀夫の小説「金閣寺」の舞台にもなった金剛院(こんごういん)は、京都府北部の舞鶴市にある。平安初期の天長六(829)年、平城天皇の第三皇子高岳親王(たかおかしんのう)が創建したと伝えられている。真言宗の古刹で、関西花の寺三番札所でもある。
 金剛院は多数の文化財を蔵する。そのひとつ、国の重要文化財に指定されている三重塔は、白河天皇が建てたといわれ、平安時代末期に修飾され、室町時代中期に再建された。現在の塔は、平安王朝の雅と室町の禅宗様式とを、その優美な姿に併せ持つ。高さ24・6m、こけら葺。
 塔内部は四天柱が設けられ、来迎壁には花頭窓がついている。須弥壇(しゅみだん)には後に出家して真如法親王となった高岳親王の坐像が安置されている。
 塔は楓などの落葉広葉樹に包まれ、春は新緑、秋は紅葉と、四季折々に訪れる人々の心をとらえて離さない。
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