NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/16


鹿島の面浮立 Kashima-no-Menburyuu Men Buryu in Kashima

Jp En

 鹿島の面浮立(かしまのめんぶりゅう)は、佐賀県鹿島市など、同県南西部一帯に古くから伝わる伝統芸能だ。
 浮立とは、平安時代の娯楽であった風流が語源とされ、毎年の秋に佐賀県南西部を中心に、各地で様々なスタイルによって奉納される神事芸能でもある。
 般若の面に似た面長の鬼面をつけ、体の前面に鼓を持った踊り手が鉦(かね)や太鼓が鳴り響く中で、豊作や雨乞い、悪霊退散を神に祈願して踊る鬼面芸の一種だ。
 その起源は、戦国時代の戦において、一帯を治めていた武将が一族郎党に鬼の面や獅子面の一種である赤熊(しゃぐま)をつけさせ、陣鉦や陣太鼓、笛を鳴らして敵に夜襲をかけ、勝利したという故事に基づいているといわれる説や、耕作に害をなすといわれる悪霊を封じ込め、豊作を祈願する神事として今の面浮立が確立されていったと言われるなど、諸説ある。
 太鼓を叩きながら、模様のついた法被に白い股引といったスタイルで鬼面をつけて踊る姿は、悪霊を退散させるには充分な迫力と勇壮さを魅せてくれる。
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2007/2/13


会津彼岸獅子 Aizu-higan-jishi The Spring Equinox in Aizu

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 彼岸獅子の笛の音が春の彼岸になると街の一郭から流れてくる。
 この笛の調は会津の人々にとって「雪にとざされた長い冬の生活から、もうすぐ解放される日の近い」ことを知らせる快い調べである。
 彼岸獅子の獅子は、獅子頭を一人でかぶる一人立ち獅子で、男獅子二匹、女獅子1匹の三匹で舞う風流の獅子で東日本に広く分布している。
 一般には会津藩祖の保科正之が寛永二十(1674) 年に出羽国最上から会津に移られたとき、獅子舞を先頭に入城した説、また、入城した際に長旅で疲れている藩士の士気を鼓舞するために獅子を舞わさせたという説がある。。
 毎年春の彼岸3月18日から24日の7日間、新仏の供養を主眼に演じられ、この舞を演じるために、正月になると世話人宅で毎晩練習をつむ。
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