保泉院 木造閻魔大王坐像 Hosen-in Mokuzou-enma-daiou-zazou
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東京都の日の出町にある、豊かな緑に抱かれた古刹、保泉院(ほせんいん)。そこに、見る人の心まで覗き込むような迫力に満ちた坐像が手厚く安置されている。
それが、木造閻魔大王坐像(もくぞうえんまだいおうざぞう)である。
文明五(1473)年、仏師の了戒によって造られたといわれ、高さ89cmほどの檜の寄木造りで、鎌倉期彫刻の特徴である豪快な造作を良く現している。
この造りは、日本各地に見られる江戸時代初期に造られた他の像の先駆的な例といわれており、歴史的にも貴重なため、東京都の文化財にも指定されている。
江戸時代に入って彩色が施されており、今もその彩色の一部が残っている。
つりあがった眉やカッと見開かれた目は、まさに地獄の裁判官である閻魔大王の持つ迫力を伝えている。
地元の人々の間では「平井のえんま様」として親しまれており、五百年を経た今も、この世に睨みを利かせている。
それが、木造閻魔大王坐像(もくぞうえんまだいおうざぞう)である。
文明五(1473)年、仏師の了戒によって造られたといわれ、高さ89cmほどの檜の寄木造りで、鎌倉期彫刻の特徴である豪快な造作を良く現している。
この造りは、日本各地に見られる江戸時代初期に造られた他の像の先駆的な例といわれており、歴史的にも貴重なため、東京都の文化財にも指定されている。
江戸時代に入って彩色が施されており、今もその彩色の一部が残っている。
つりあがった眉やカッと見開かれた目は、まさに地獄の裁判官である閻魔大王の持つ迫力を伝えている。
地元の人々の間では「平井のえんま様」として親しまれており、五百年を経た今も、この世に睨みを利かせている。
- 住所
- 190-0182 東京都西多摩郡日の出町平井保泉院
- 名前
- 保泉院 木造閻魔大王坐像