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2008/7/25


三陸リアス式海岸 Sanriku-riasushiki-kaigan  Saw-tooth Sanriku Coastline

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 三陸リアス式海岸(さんりくりあすしきかいがん)とは、青森県南東部~岩手県沿岸部~宮城県の牡鹿半島までの、総延長600kmのリアス式海岸の事である。
 三陸とは青森県の陸奥、岩手県の陸中、宮城県の陸前の総称で、リアス式海岸とは海岸線に対して垂直方向に伸び、河川により浸食されてできた開析谷が、谷が沈降してできた入り江になり、それが連続して鋸の歯のようにギザギザに連なっているような地形をいう。
 三陸海岸の沖合いは、寒流の親潮と暖流の黒潮が三陸沖でぶつかり、世界四大漁場と呼ばれるほど豊かな漁場が広がっている。
 また、海岸の断崖絶壁は、ミサゴ、ウミウ、ウミネコ等の野鳥の格好の繁殖地ともなっている。
 三陸リアス式海岸は、太平洋の荒波と風雨によって造り出された景勝地が、点在する海岸である。
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2007/5/7


臼碆 Uusbae Usubae Rock

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 高知県足摺岬の西、絶壁の先にぽっかりと浮かんだ碆(はえ)。
 海の中にある岩をこの辺りでは、波の下に石と書いてハエと云う。
 大きさは海上2m、周囲10m。この碆に寒流である親潮と南から流れてくる黒潮の潮目が達する時、碆を中心に大きな渦がまく。その形が、碾き臼(ひきうす)で粉をひいている様に見えるところからこの名前がついた。
 はじめは、この岩場だけを「臼碆」と呼んでいたが、最近ではこの岬一帯を「臼碆」と呼ぶようになった
 この岬の先端の岩場には「竜王宮神社」がある。潮のぶつかるこの辺りはよい漁場で、その昔、夫が出漁した後、女房達は女だけで酒と肴を持ってお参りに行き、航海の安全と大漁を祈願した。
 真上の展望台から見る臼碆。隣の鵜ノ岬から眺める臼碆。つい、渦の下から竜宮王が立ち上ってきそうな錯覚に陥る。
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