NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/8


手作り箸袋 Tezukuri-hashibukuro 

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 世界環境保護が叫ばれる中、国内の大切な森林を守り、世界の森林資源を守ることは重要な課題になっている。伐採と植林のバランスがうまく取れれば、使い続けることができる資源であるが、現在は減少しているという。
 日本には割り箸文化という言葉があるほど、日本人と割り箸の関係は深い。割り箸といえば原材料は木材である。最近では、森林資源を守ることにつながるとして、普段から箸を持ち歩き、出先などでは割り箸を貰わないようにしようという人が増えているという。
 そこで、気になるのが箸の携帯方法。この手作りの箸袋は、三角形の布で箸をくるくると巻いて付属の紐で括るようになっていてとてもコンパクト。さらに箸が安定し落ちにくく、持ち運びにはちょうど良い。バッグや上着の内ポケットにも入るスマートなエコ雑貨である。
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2008/3/4


松笠風鈴(伊達鋳物) Matsukasa-fuurin(Date-imono) 

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 松笠風鈴・伊達鋳物(まつかさふうりん・だていもの)は、宮城県登米郡登米町で製造されている鋳物製の手作り風鈴である。
 鋳物のさらざらした表面に、虫が食いつぶしたような穴が無数に空いた模様が独特の風鈴だ。
 安永年間(1772~78)に登米の鋳物業者が、仙台藩主の所望により風鈴製作を手がけたのがその始まりとされ、その形が松笠に似ている所から松笠風鈴と命名された。
 以来、登米の名産の一つとして鋳物業者の子孫により作り続けられている。
 銑鉄と砂鉄で作る材料の配合などの製法や技法は、門外不出の秘伝とされ、今も子孫の手により頑なに守り続けられており、そうした秘法で一つずつ手作りされた風鈴は、金属特有の余韻の美しい澄んだ音色を放つ。
 その音色は、手作りのために全ての個体で異なった音を奏でる。
 自分のお気に入りの音色を求めて、ゆっくりと聞き比べてみるのも良いかもしれない。
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2008/2/7


ラルフ・キゲル Ralph Kiggell Ralph Kiggell

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 ラルフ・キゲル、英国出身。1960年、ザンビア生まれ。その作品において、東アジアからの影響を強く受けている木版画作家である。
 子供の頃から日本の木版画に興味を持ち、ロンドンの大英博物館で定期的に開催される浮世絵の特別展で、葛飾北斎や喜多川歌麿などの作品に触れる。1990年、木版画の勉強のために来日。木版画家の吉田遠志が設立した東京の吉田版画アカデミーで、遠志の息子で吉田博の孫でもある吉田司のもとで学ぶ。後に京都精華大学、そして多摩美術大学で現代木版画の技術を学ぶ。
 日本の木版画は、手作りの天然の素材を用いてすべての制作過程を手作業で行う。その繊細さがキゲル氏にぴったりとくるようだ。「手から木へ」そして「木から紙へ」という一連の流れには有機的な関係がある。まさに今私たちが生きているデジタル時代において、木版画は現代の芸術表現の中で特別な力を持つ重要な媒体であるとキゲル氏は考えている。
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2007/1/30


截金 Kirikane Eri Sayoko's Kirikane Decoration

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 截金(きりかね)は切金とも書き、細金(ほそがね)と呼ばれることもある。金、銀箔を細い線や三角、四角、眉型などの細片に切り、それを筆の先につけて貼りながら紋様を描き出す技法で、主に仏像や仏画の装飾用として用いられている。
 起源は古く、六世紀に仏教とともに中国より伝来、最古のものは飛鳥時代の法隆寺金堂の「四天王像」や東大寺戒壇院の「四天王像」、正倉院宝物の「新羅琴」の表面に見ることができる。平安時代になると、仏教絵画や仏像の装飾として著しい発展を遂げ、繊細優美な技法となり現在に至る。
 日本を代表する截金師に、江里佐代子氏(1945年〜)がいる。平成十四(2002)年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。髪の毛よりも細い金箔を自在に扱う技術力と、人間技とは思えないほどの精緻かつ優美な文様が高い評価を得ている。
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