NIPPON Kichi - 日本吉

記事数12件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/8/19


和太鼓集団 GOCOO Wadaiko-syuudan gokuu Japanese Taiko Drum Group “GOCOO”

Jp En

 40以上もの和太鼓を自在に操り、大地のビートを奏でる和太鼓集団GOCOO(ゴクウ)。女性7名、男性4名のバチから繰り広げられるその音色は、伝統でもなく、民俗音楽でもなく、ロックでもない。もっとプリミティブでトランシーな、国境も音楽ジャンルも越えたものだ。そしてその中心には、現代のシャーマンとも言うべき淺野香の存在がある。
 トレードマークの長い髪を獅子舞のように振り乱しながら、パワフルにバチを振り下ろす。
 「ライブをやっていると、日常のいろいろが削がれて、魂の中で一番純粋なところ、”愛”と”感謝”だけになる瞬間がある。結局これが”祭り”なんだろうな、と思います。新しいものを表現していると言われるけれど、一番新しいものは一番古いものにつながるんじゃないでしょうか。」
 97年結成。そのトランシーな演奏は海外での評価も高く、ヨーロッパツアーをはじめ海外ライブは100本以上。映画『マトリックス』の音楽も手がけ、今年5月の国連環境会議ではアジア代表としてオープニングを飾っている。
 
[→より詳しい記事を見たい方はこちら]
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/6/26


岩崎城 Iwasaki-jou 

Jp

 岩崎城(いわさきじょう)は、小高い丘の上に築かれた城である。
 この城は室町時代末期、尾張国の東端、国境付近を守る織田信長の父である織田信秀の支城であった。岩崎は、尾張と三河を結ぶ街道の要衝地として知られ、以前から交易の場として栄えたところである。城下は「市場」の地名が今でも残っている。
 築城年代ははっきりしないが、織田信秀により築城、属将であった荒川頼宗が守備していたとされる。享禄二(1529)年尾張国に進出するため、三河国岡崎城主で徳川家康の祖父であった松平清康が岩崎城を攻め落とした。その後、天文六(1537)年、当地方の土豪であった丹羽氏四代の居城となった。
 昭和五九(1984)年から約三年かけて発掘調査が行われ、隅櫓や井戸跡などが発見された。各郭の間を堀や土塁が取り囲み、城の遺構はよく残されている。
 現在、城跡は公園として整備されており、三層の模擬天守や歴史記念館が建てられている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/6/4


魚沼駒ヶ岳 Uonuma-komagadake 

Jp

 新潟県魚沼市にある、日本百名山のひとつに数えられている魚沼駒ヶ岳(うおぬまこまがだけ)は、標高2003メートルの山である。
 八海山や中ノ岳と共に、越後三山と呼ばれ、三山全体が越後三山只見国定公園に指定されている。
 八海山を上ノ岳と呼ぶのに対し、魚沼駒ヶ岳を下ノ岳と呼ぶこともある。小出町からこの三山がよく見え、三山の中で一番標高が高いのは2085メートルの中ノ岳である。
 かつて八海山から中ノ岳を経て魚沼駒ヶ岳に登るルートは、信仰登山として歩かれた道であった。
 山頂からは八海山や荒沢岳、奥只見湖をはじめ、上越国境の最高峰である平ヶ岳、尾瀬ヶ原と尾瀬沼の間に位置する燧岳(ひうちだけ)、武尊山、奥白根山などの山々を見渡すことができる。また山頂は水無川の源流があることで知られる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/4/16


旧観坊 Kyuukanbou 

Jp

 旧観坊(きゅうかんぼう)は、石動山(せきどうざん)旧観坊とも称し、その名のとおり、能登と越中の国境にある信仰の山、石動山中にある坊だ。
 坊とは僧侶の宿舎や参拝者達の宿泊施設を表し、石動山信仰が最盛期を迎えたころには山全体に約三百六十の坊が建ち、三千人の衆徒を擁していたという。
 明治初年の廃仏毀釈により、神仏習合の地であった同山は衰退することになるが、旧観坊はその悲運の山に残された唯一の坊である。
 建造年代は不明だが、慶安二(1649)年の書上帳にはすでに記されていることから、それ以前の建造と見られる。
 苔むした入母屋造りの厚い茅葺や時代感のある灰色の壁板など、農家風の構えをもっているが、化粧垂木(けしょうだるき)などの構造様式にはかつての寺坊としての格式を残している。
 周辺は紅葉のスポットとしても知られており、旧観坊を覆うように色付く紅葉や、廃れて森へと還りつつある坊の遺構などが、よりいっそうの趣を訪れるものに与えてくれる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/3/21


ヒーブル・オンジェイ hiiburu onjei Ondrej Hybl

Jp En

 1977年生まれ。大蔵流狂言茂山千五郎家修業生。チェコ、パルドヴィッツェ出身。2000年、国立カレル大学大学院哲学部入学。2002年、国費留学生として同志社大学大学院国文科に入学。狂言師、茂山七五三氏に師事する。2005年、同大学修士課程修了後、大阪大学大学院文学研究科博士課程文化表現論に進学、在学中。同年EXPO2005国際博覧会において「チェコ共和国を代表しての働き・活躍」に対しチェコ政府代表より表彰される。
 日本の伝統芸能である狂言の世界に強い関心を持ち、チェコ人初の狂言修業生になったオンジェイさん。
 狂言は人を笑わせる技術だが、安売りの笑いではない、人に対して優しいユーモアなのだという。
 人が本気で笑う時、そこに国境はなくなる。狂言が世界遺産になったということは、この地球にいる人たち全てにとって貴重な財産だということ。狂言は日本の古い文化に強く繋がっていて、世界の人も豊かにする可能性がある。と氏は語る。
 
[→より詳しい記事を見たい方はこちら]
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/14


大口筋白銀坂 Ookuchi-suji-shirakane-zaka 

Jp

 石畳が残る薩摩の旧街道として知られるのが、大口筋白銀坂(おおくちすじしらかねざか)である。
 大口筋とは、鹿児島城下から熊本の亀坂峠までの、全長約七〇キロメートルの街道のことをいう。
 中でも白銀坂は、鹿児島市牟礼岡から姶良郡姶良町脇元までの約三キロの道のりをいい、古代より近世にかけて薩摩国と大隅国の国境があった。戦国時代には、島津貴久や義弘などの武将たちが、この坂に陣を構えて、豪族との合戦の舞台になったといわれている。
 江戸時代には、鹿児島潘の主用街道であった大口筋の難所として、多くの人々に知られていた。
 明治時代に入ると、国道や鉄道の開通によりこの道は利用されなくなった。しかし歴史的に価値があるとされ、平成八年から一五年にかけて「歴史の道整備活用推進事業」がおこなわれ、国土交通省の歴史国道に指定された。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/11/5


河後森城跡 Kagomori-jo-seki 

Jp

 「河後森城跡(かわごもりしろあと)」と書かれた大きな石碑が立つ登山道入り口。そこから自然散策をしつつ、中世の歴史を残す城跡を見てまわることができる。また山頂からの素晴らしい展望も見物である。
 河後森城跡は伊予と土佐の国境におかれ、1997年に国の史跡に指定された、指定面積二〇二・〇三八平方メートルという県下最大級の中世城郭跡である。
 鎌倉時代から江戸時代初期まで、約四〇〇年あまりに渡ってこの地域を支配した宇和郡領主・西園寺氏の旗本、河原淵(かわらぶち)氏の豪壮な居城跡。戦国時代には長宗我部(ちょうそかべ)軍勢と戦った古戦場でもあるという。
 城郭内からは当時の面影を残す沢山の貴重な遺構や、当時中国から運ばれた陶磁器、国産の備前焼の壷、多くの瓦など、遺物が多数出土しており、現在も発掘調査や整備が続けられている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/7/25


青磁 Seiji Celadon (Seiji)

Jp En

 青磁(せいじ)は、紀元1世紀から中国で焼かれてきた歴史ある陶器である。
 元々の起源は、およそ3500年前の殷代中期に生まれた「原始瓷器」と呼ばれる中国の本格的施釉陶器に始まる。ガラス質の釉薬(ゆうやく)の中の鉄分が、炎の還元作用により青とも緑とも呼べる奥深い色に発色する青磁は、技法が確立された後漢の紀元1世紀から営々として焼き続けられてきたのである。
 青磁は諸外国の憧れの的になり、9世紀頃から日本を始めとして朝鮮半島、東南アジアにも盛んに輸出されたという。特に日本では、中国への憧憬から積極的に収集、模倣され、技法も飛躍的に発達した。
 青磁の茶碗でお茶を飲むと、お茶の色が鮮やかになることから、日本では煎茶の茶道具として一般的である。昔から茶人や大名・寺院などで大切にされてきたという。
 澄み切った海のような青と、うっすらグリーンがかった上品な色合いの青磁は、国境を越えて人々の心を捉えて放さない。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数12件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter